計画の段階

緊急事態管理には、次の通り基本的に四つの段楷がある。

 第一段階
 計画チーム設立

 第二段階
 能力と危険の分析

 第三段階
 プラン開発

 第四段楷
 プラン実施

 第一段階 計画チーム設立

災害援助を行うには、有能な人力と組織が必要である。各レベルで、上位の
ライオンズ指導者に関係してもらうことで、事業の成功が図れる。ライオンズ
会員と指導者の間で、誰が誰に対して責任を持つかなど権限のつながりを
明確に定めておく必要がある。但し、アイディアが自由に交わされるように、
余り堅苦しくしない。

 A.地区又は地元レベルのライオンズ人道主義組織単位
   クラブ・レベルを越えて地区の災害援助活動は、地区ガバナー、LCIF
   委員長、副地区ガバ
ナーの三人の統制チームの指揮監督の下に行
   われるべきである。この指導者たちが、地区ライオンズ人道主義単位
   を編成することになり、これが、複合地区ガバナー協議会の指揮監督の
   下に、ライオンズ人道主義タスクフオースの一部となることができる。

   上記三人の指導者チームに、幹事、会計、具体的な任務を割当てられ
   たその他の会員を加えて、地区ライオンズ人道主義組織単位を編成す
   ることもできる。具体的な任務とは、ボランティア集め、災害援助訓練、
   広報、交通、用品や備品調達などである。


   会計は、集まった資金を処理し、委員会が承認した経費の支払をする。
   正確な会計記録を維持することが、不可欠である。

   幹事は、外部の一般社会との連絡に責任を持ち、援助活動の記録を維
   持することに責任を持つ。

   委員会メンバーは全員、24時間、呼出しに応じられる体制でいる必要が
   ある。いつでも被
災地全域の視察に出向ける用意でいなければならず、
   どんな援助が必要かを評価し、援助の要請を受け付け、物資や人道主
   義的援助の提供を手配する。

  B.複合地区レベル

   複合地区レベルのライオンズ人道主義タスクフオースには、複合地区
   ガバナー協議会の指揮監督の下に、複合地区協議会議長と複合地区
   LCIF委員長から成る統制チームが編成され
ていなければならない。

   複合地区ライオンズ人道主義タスクフオースの役割は、複合地区のレ
   ベルで災害援助の必要性に応えることである。政府との連絡に助力し
   たり、政府の種々規定に沿い条件を満たす手配に助力する。

   それぞれの複合地区の事情に合わせて、複合地区人道主義タスクフ
   オース委員会を設ける。