付録D
ライオンズ人道主義タスクフオース展開の経過
1994年7月
グリマルデイ国際会長がその就任演説で、ライオンズの結束のお陰で重要な人道主義組織とい
うライオンズの評判が高まっており、この結束の必要性は、世界の災害を見ると明らかであ
る、と述べた。
1994年12月
国連の総会で、国連その他の人道主義組織の待機能力を強化するため、国のレベルにおけるボ
ランティア部隊編成案を支持する決議が採用された。
12月/1月
ライオンズ人道主義援助活動のために、特に資金提供などお互いに協力できるかどうかにつ
き、国連に連絡した。
1995年1月11日
ライオンズと国連との協力に関する協会の要請に対して、国連の人道問題局担当のピーター・ハ
ンセン副事務総長から、次のような返事を受け取った。「個々に国際連合ボランティア(UNV)
に協力しているボランティアを除き、奉仕及び人道主義的活動にボランティアを使う機構は、
現在のところ国連にはない。今の投階では、国連非政府機関(NGO)ボランティアの活動を支援
するための資金もない。ライオンズクラブ国際協会は、国連機関との協力で国連プログラムを
実施した国内機関又は組織か、あるいは国連災害援助活動に関する特別リストを提供した国内
機関又は組織との関係を結ぶか、又はその関係を広めることができる。これら機関及びNGOの
多くは、災害援助に必要な専門技能を持っていたり、その訓練を受けた人たちの名簿を維持し
ている」
1995年1月
会長は、災害が生じた際に動員され、自分たちの地域で又は援助を必要とする他の地域で救援
活動をするライオンズ人道主義タスクフオースの観念に対して関心があるか、特に選ばれた数
地区の調査を行った。
1996年4月
ライオンズ人道主義タスクフオースの観念が、国際理事会の会議における決議として承認され
た。 .
1996年4月28日
国際会長は、このようなタスクフオースのためにボランティアになる意志のあるクラブ会員が
何人いるか調査するよう、地区ガバナーに依頼した。
1995年6月12日
この調査書を11か国語で送付した。
1996年6月15日
LCIF職員とローマックス国際理事(奉仕事業委員会メンバー)が、国際本部でユニセフ代表者と
会った。
1995年6月21日
調査の結果がまとめられた。韓国ソウルの大会前理事会々議で、手引の草案が奉仕事業委員会
に提出された。
1995年7月
奉仕事業委員会は手引草案を検討し、このライオンズ・プログラムの焦点を明確にした。
1995年10月
奉仕事業委員会は、この手引の焦点を「クラブ、地区、複合地区のレベル」に当てることを勧
告し、理事会はこれを承認した。このプログラムに関心のあるライオンズ・グループは、手引の
中にある用紙を使って必要な技能を持つボランティアを見分け、緊急状態に活用できるよう、
そのデータベース又は記録を維持するよう奨励される。理事会は更に、1996年国際大会でライ
オンズ人道主義タスクフオース・セミナーを催すことを承認した。
1996年3月
PR委員会と奉仕事業委員会は、クラブ、地区、複合地区のための災害援助手引を検討して、承
認した。
1996年7月
ライオンズ人道主義タスクフオース・セミナーが、モントリオール大会で催された。出席者に
は、災害援助手引が配られた。どのライオンズも要請すれば、手引を取り寄せられる。