みなさん こんにちわ
awkで憶えておくべきことはあと僅かです。今回の「組み込み関数」に加え
て「組み込み変数」「連想配列」「正規表現」といったところです。いずれも
完璧にマスターするのは大変ですが、ある程度使うためにはちょこっと知って
いれば十分です。
awkには数値・文字列を操作するための関数(ファンクション)があらかじ
め準備されています。数値を操作する算術関数は三角関数、指数関数などです
が、日常的には「平方根」ぐらいしか利用しないと思うのであっさり済ませま
す。
この他にいわゆるコマンドとしてprint, printf, getline, system, close,
delete などがあります。
関数(ファンクション)を使う場合、その関数の「作用」と「返す値」を区
別する必要があります。引数(カッコの中に書くやつ、ちなみにこれは「ひき
すう」と読みます)がひとつの場合、概ね関数の作用と関数が返す値は同じで
す。例えば平方根を求めるsqrtを使う場合、
b=2;
a=sqrt(b);
とやれば、aには2の平方根が代入されます。
しかしながら引数が複数の関数ではそう単純ではありません。次回sub, gsub
を使って説明します。また、これまで断片的に取り上げてきた「演算子」につ
いてもまとめます。
初出 NIFTY-Serve「みんみんネット」1996/09/18 (Wed) 07:29:19