This is a pen.
ペンは剣よりも強し

医療保険制度改定!


 医療保険制度が変わります。 1997年6月16日、以下のような改正案が国会で可決成立しました。


 この結果、1997年9月から医療費の個人負担は非常に大きいものとなります。外来でざっと現在の数倍、金額にして数千円の負担増、入院で数万円の負担増になります。

 医療費そのものは同じですから、病院の取り分自体は、改定の前後で不変です。要は、個人が病院に払うお金が増え、その分、保険者(健保組合など)が払う分が減るのです。病院に入るお金(医療費)は同じですから、医療内容も同じです。事務処理が煩雑になる分、患者サービスはむしろ低下するのではないかと危惧されています。

 このような「変更」は、医療保険制度を「改悪」するものであるとして、多くの医療関係団体が反対運動を展開しました。
 全日本および各地域の民主医療機関連合会では、中央社会保障推進協議会、日本生活協同組合連合会医療部会、各地の医療生活協同組合などとともに、反対署名に取り組み、全国で1500万以上のみなさんの賛同を得ることができました。私、Dr.ハッシーが勤務する北毛保険生活協同組合でも27000以上の署名を集めています。


 残念ながら、少なからぬ良心的な医療関係団体の(そして非常に多くの国民の)以上のような反対運動にもかかわらず、この「大改悪案」は1997年6月に国会を通過し、今年(1997年)9月からの悪夢のような高額自己負担が、ついに現実のものとなりました。
 詳細は試算例を御参照ください。また、実際に医療機関で治療を受けている方のために、改定後の医療費自己負担額を計算するサービスを準備いたしました。あわせてご利用ください。

 この大幅な自己負担増によって、必要な治療を中断される患者さんが現れないよう願ってやみません。ご不明な点、ご心配な点については、お問い合わせメールをご利用いただくか、あるいは、お近くの民医連加盟医療機関に遠慮なくご相談ください。

 この医療制度「改革」の先頭に立ったわれらが厚生省の見解については、今後の医療保険制度のあり方と平成9年改正についてを御一読ください。


 医療保険制度改定についてのお問い合わせはplease MAIL to MEお問い合わせメールおよび、お近くの民医連加盟医療機関でお受けいたします。

This is a pen.反対署名への御協力ありがとうございました。
署名に御協力いただいた方からのコメントはこちらです。

CALCURATORどのくらい自己負担が増えるのか、試算例をみる。
This is my computer.自分の医療費自己負担分を計算する。(JavaScript1.0以上に対応したブラウザが必要です)
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