例5:老人医療受給者が、複数科を並診する場合。
このcaseは、それぞれの疾患で、同じ月に内科1回(高血圧など)、外科1回(手術後)、精神科2回(神経症)、眼科1回(白内障)の4診療科を受診した老人医療受給者です。実際に病院に来たのは4日間で、そのうちの1日は内科と精神科を受診しています。この月には、8種類の内服薬28日分と、湿布、座薬、点眼薬などの外用薬4種類計6回を処方され、けがの処置が一度ありました。
医療費(1点が10円です)
- 再診 236(59x4)
- 内服薬剤 1664{(2x28 + 2x28 + 9x28 + 11x28 + 42x28 + 22x30)x0.9}
- 内服調剤 10(5x2)
- 外用薬剤 585(34x2 + 81x1 + 127x2 + 182x1)
- 外用調剤 6(2x3)
- 処方 78(26x3)
- 処方管理加算 12
- 薬剤情報提供加算 5
- 麻薬加算 4(1x2 + 1x2)
- 調剤基本 8
- 処置 44
- 検査 38
- 通院精神療法 680(340x2)
以上で、しめて3370点となります。
自己負担
・変更前
現行の医療保険制度では、老人医療の自己負担は月額固定で 1020円です。
・変更後
変更後は、通院1回あたり500円となります。通院数のカウントは診療科毎に1回です。上限が月4回2000円となっています。この4回も科毎に4回までです。したがって、このケースでは定額負担の部分で、500x1 + 500x1 + 500x2 + 500x1 = 2500円です。
変更後はこれに薬代が新たに加わります。薬代の自己負担額の計算は以下のようにおこないます。原則は、外来薬剤1種類に付き1日15円です。外用薬は量に関係なく1剤あたり15円、頓服薬は、1回分を1日と数えます。以上をこの例に適用すると、薬代の自己負担分は、15x8x28 + 15x6 = 3450円です。
よって、トータルの自己負担額は、2500 + 3450 = 5950円です。
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