例6:老人医療受給者で、現病の増悪から受診回数が多くなった場合。

 このcaseは、肺気腫・慢性気管支炎などの呼吸器疾患で在宅酸素療法を行っています。手術の既往があり、平素は内科と外科に通院しています。 この月は、感冒をきっかけに呼吸器の病気が悪化し合わせて10回受診(うち内科が9回)しています。病状に応じて治療薬が何回か変更になっており、かつ点滴も行っています。最終的には、なんとか通院治療で乗り切ることができました。

医療費(1点が10円です)

以上で、しめて14858点となります。

自己負担

・変更前

 現行の医療保険制度では、老人医療の自己負担は月額固定で 1020円です。

・変更後

 変更後は、通院1回あたり500円となります。通院数のカウントは診療科毎に1回で、上限が月4回2000円となっています。この4回も科毎に4回までです。 したがって、このケースでは定額負担の部分で、500x4 + 500x1 = 2500円です。
 変更後はこれに薬代が新たに加わります。 内服薬の場合、1処方当たり、処方日数にかかわらず1種類0円、2〜3種類400円、4〜5種類700円、6種類以上1000円の追加負担が課せられます。 外用薬は量に関係なく1種類80円、頓服薬も回数にかかわりなく1種類10円です。以上をこの例に適用すると、薬代の自己負担分は、1000x3 + 400x1 + 80x2 = 3560円です。

 よって、トータルの自己負担額は、2500 + 3560 = 6060円です。

 以上の試算は、衆議院を通過した「修正案」によるものです。政府原案での試算はこちらです。

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