余ったメモリで Ramdisk(ラムディスク)を作る

32bit OS ではメモリを 4GB までしか認識できないので、それ以上搭載した場合は ramdisk にしましょう。
(余ってなくても多すぎるかなぁ、と思ったら作ると良いかも)

[ ターミナル 端末 (Terminal) ] を起動して・・・・・

~$ sudo mkdir /mnt/ramdisk

と入力 [Enter]
sudo mkdir は、make directly ディレクトリー(Windows で言うフォルダー)を作りなさいという意味で
/mnt の下に(中に) ramdisk ディレクトリー(フォルダー)を作る。


次に

~$ sudo mount -t tmpfs -o size=1500m /dev/shm /mnt/ramdisk

と入力
size=1500m は 1,500MB のことで約 1.5GB 。1GB (1024MB) なら size=1g でOK。
[Enter] で、ramdisk ができました。

~$ df -m     (ハードディスクの中を見る。-m はメガバイト) と入力すると、
一番下に /mnt/ramdisk が 1500 で出来ている。
Terminal free -m ramdisk
ramdisk は電源を切ると消えてしまうので、起動時に自動でマウントさせるには

~$ sudo gedit /etc/rc.local

と入力 [Enter] で、パスワードを要求されるので、パスワードを入力すると
rc.local というファイルが gedit で開くので編集します。

端末 (Terminal)の先ほど入力した
mount -t tmpfs -o size=1500m /dev/shm /mnt/ramdisk
の部分をドラッグしコピーして、rc.local の
exit 0すぐ上 のところに貼り付けるか、書き込んで、保存します。
これで次から起動すると自動で ramdisk がマウントされます。


やはり ramdisk は電源を切ると消えてしまうので、大事なファイルは置けません。
Firfox や Chromium のキャッシュを置くのが良いでしょう。

Firfox は起動して、URL アドレスを入力するところへ [ about:config ] と入れます。
動作保障対象外になります」と出るので[細心の注意を払って使用する]をクリック。
次に細かい設定がたくさん出てくるので、どこか適当なところで右クリック。
[新規作成]→[文字列]をクリックし、文字列に

browser.cache.disk.parent_directory

と入力して、次に出てくる文字列に

/mnt/ramdisk

と入力。 Firfox メニューの[編集]から[設定]を選んでクリックして、[詳細]のネットワークのタブを選び、
「ページキャッシュとして(U) [750] MB まで使用する」などにします。
Firfox を再起動して使えるようになります。


Chromium は、ランチャーのアイコンを右クリックして[プロパティ]を選んで、コマンド:に
[ /usr/bin/chromium-browser -disk-cache-dir="/mnt/ramdisk" -disk-cache-size="750m" %U ]
と入力します。 -disk-cache-size="750m" が 750MB のキャッシュサイズです。1GB なら "1g" とします。

Firfox や chromium であちこちネットサーフィンして、
ファイルシステムから→ mnt → ramdisk → chace 順にと開いていくと
キャッシュされたファイルが確認できます。
mnt ramdisk Ramdisk Chace
一度巡回したページ、読み込んだページは素早く表示されます。

しかし1ギガも2ギガもラムディスクにしてキャッシュ置いたところで、数パーセントしか使わないなぁ...


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