骨粗鬆症や若い人の骨のもろさが問題になっておりますが,カルシウム不足だけではなく日に当る時間が少なかったり,骨に負担のかからない生活習慣も考えられます。
なぜなら乳製品の無かった昔は問題にならかったからです。

乳製品は野菜の代用品

ヨーロッパは余り知られていませんが大変寒い所です。つまり農作物にはあまり恵まれてい ませんでした。雑草を食べる訳にもいかないので,その雑草を食べる牛の恩恵に与ろうとして,肉牛や牛乳を取る様になりました。本来ビタミンやミネラルは野菜から取るべきものですが,ヨーロッパで野菜を食べる様になってからは300年位しか経っていないそうです。そのため乳製品の食文化が発達しました。しかし日本は農作物の豊富な比較的暖かい国なので乳製品は必要とされませんでした。ところが戦後,欧米諸国への憧れとハイカラ趣味として乳製品や肉食を受け入れました。そのため体格こそ大きくなりましたが,体力低下や新しい病気を起こした要因の一つと言われております。よく“牛乳からカルシウムを”と,言われます。やはり小松菜や鴬菜など野菜から取る方が適切です。ところで乳製品は身体を冷やす物だと言われます。 大量の蛋白質が短期間に体内に入る為,吸収するのに体力を使うのです。身体が重 い,節々が痛い,何となくだるい等の時は1週間ほど乳製品の摂取を控えてみて下さい。体調の変化が期待できます。

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