一もしくは弌ひとつ。順番の一番め。ひとつにする。ひとつとなる。…じゅうすべて。…のすみからすみまで。同じであるさま。同じくする。一致させる。「ひとつのもの、また、同じものとして扱う。いっしょくたにする。もっぱら。ひたすら。なんと。ひとたび。一回。一度。もしいちどでも…したら。すこし。ちょっと。わずかに。「一見」あるひとつの。また、あるひとりの。 |
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壱もしくは壹ひとたび。一度。いったん…すれば。ひとえに。まったく。 |
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二もしくは弍ふたつ。ふたつにする。二分する。また、ふたつにわけて食い違わせる。順番の二番め。ふたたび。二度。二回。別の違ったものであるさま。二三と連ねて用い、いくつかの、いろいろの、の意をあらわすことば。 |
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貮 もしくは貳 もしくは弐ふたつ。くっついて並んだふたつ。ふたたびする。二度くりかえす。そう。そえる。ふたつくっつく。そばにくっつける。そむく。ふたつに離れる。すけ。四等官で、大宰府の第二位。 |
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両 もしくは兩ふたつ。二つで対をなすもの。また、二つで対をなしている。ふたつながら。両方ともに。車の台数を数えることば。輛(リョウ)に当てた用法。もと、両輪のある車の意。重さの単位。一両は、十六分の一斤。周代、一両は約一六グラム。今の中国では、一両は十分の一斤で約五〇グラム。りょう。江戸時代の貨幣の単位。一両は、四分の金貨、または四匁(もんめ)三分の銀貨の値うちに当たる。 |
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三みっつ。順番の三番め。いくつも。みたび。「三拝(サンパイ)九拝」みたび。たびたび。 |
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参もしくは參みつ。みっつ。まじわる。いくつもいっしょに入りまじる。ちらちらする。仲間入りする。あずかる。目上の人にあう。お目にかかる。「参差(シンシ)」とは、長短入りまじっていっしょになるさま。唐代には、どうやら、たぶんの意の副詞に用いる。二十八宿の一つ。規準星は今のオリオン座に含まれる。からすき。オリオン座の三つ星。まいる。神社・寺などをおがみに行く。まいる。負けて相手に従う。 |
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四よつ。よっつ。順番の四番め。よたびする。よたび。四度する。四回。よもに。四方に。四方から。あちこち。よつ。午前十時、または午後十時。 |
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五いつつ。いつ。順番の五番め。いつたび。五回。五度。いつつ。午前八時、または午後八時のこと。 |
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伍人数で、五人のこと。軍隊の編制の最小単位としての五人組。また、転じて、行政組織の単位としての五人組。仲間にはいる。また、同等の地位になる。 |
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六むっつ。む。順番の六番め。むたび。六回。陰を代表する数<対>九。周易(シュウエキ)の陰爻(インコウ)を六といい、陽爻(ヨウコウ)を九という。むつ。午前六時、または午後六時のこと。 |
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陸おか。もりあがった台地。水面より上に平らに続く大地。「大陸(もと、山西の南、黄河北岸の台地。今は五大州のこと)」おか。水上に対して、かわいた土地のこと。また、陸上で行われるさま。断続して連なるさま。あがる。一段高い所にあがる。とびあがる。はねる。数で、六。 |
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七ななつ。なな。順番の七番め。ななたび。ななつ。昔の時刻の名。今の午前、または午後の四時。 |
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八やっつ。や。順番の八番め。やたび。八回。わける。わかれる。や。数の多いこと。やつ。午前二時、または午後二時のこと。 |
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九もしくは玖(美しい黒色の石)ここのつ。ここの。順番の九番め。ここのたび。九回。九度。数が多い。また、奥深いさま。ひと所に引きしぼり集める(平声に読む。糾(キュウ)に当てた用法)。ここのつ。午前十二時、または午後十二時。 |
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究(窮)きわめる。奥深くはいりこむ。奥底まではいりこんでたしかめる。きわまる。きわみ。行きづまりの奥まで来てしまう。いちばん奥の到達できる最終点。とどのつまり。「究極(行きづまり)」 |
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