五行大義にみる母子

五行大義は、

隋( 581~)の時代に蕭吉(しょうきつ?)と言う人が、周の時代から残る書物の中から陰陽五行の記載を撰述し編纂した、陰陽論と五行論の書物である。
この書の名前は、
『旧唐書』の「経籍志」には【五行記五巻、蕭吉撰】とあり
『新唐書』の「芸文志」にも【五行記五巻、蕭吉撰】
『宋書』の「芸文志」には【蕭吉五行大義五巻】とあるが、以後の目録類には記されていない。
それぞれの時代には『五行志』と言われる書物があって、それは『漢書』『後漢書』『晋書』『宋書』『南斉書』『隋書』『旧唐書』『新唐書』『旧五代史』『宋史』『金史』『元史』『明史』に見られる。
また陰陽論、五行論の時代を超えての盛んさは、各史書の「経籍志」や「芸文志」の目録類の、陰陽家、五行家とそれの書物の数が、
『漢書』に三十一家、六百五十二巻
『隋書』に二百七十部、一千二十二巻
『旧唐書』に一百一十三部、四百八十五巻
『新唐書』に六十家、一百六十部、六百四十巻
『宋史』に八百五十三部、二千四百巻
『明史』に一百四部、八百六十一巻
と、膨大な数であり、兵家、天文家、暦数家、医方家などの陰陽五行論と密接に関係する書を合わせると、さらなる厖大化がある。
蕭吉と言う人は
‘梁(りょう；５０２~577)’と言う時代を起こした武帝(蕭衍；しょうえん)の兄の孫だという。この武帝の兄は長沙と言う所の宣武(懿；い)という王で、そんな環境から良好な教育を受けていた様である。
隋が581年に起こったときに文帝(揚堅；ようけん)にかかえられ、太常と言う職のときに書いた。
蕭吉は対人には向かないタイプであったが、兵法、相書(占いの様なもの)、音楽、医方など幅広い知識を、幼少期から持っていた様である。

06-05-21　五行大義にみる母子　加藤秀郎

難経六十九難には補瀉を母子関係で示す有名な記載がありますが、素問、霊枢を通じても、六十九難のみが独自に持つ関係性の現し方です。
では医方書以外で見つけたときに、五行大義の巻第三の第十四の雑配を論ずの中の二番目、聲音を論ずの終りの方、国語曰くから始まる部分にあります。
楽器の音色と五行音色との関係尚ぶ音色と五行 瓦絲琴瑟 徴 火 -(母子)- 土 宮 鐘金 商 金 -(母子)- 水 羽 石 商 金 -(夫婦)- 木 角 匏 宮 土 -(母子)- 火 徴 竹 角 木 革木 角 木 -(夫婦)- 金 商 「瓦絲琴瑟は宮を、鐘金は羽を、石は角を、匏と竹は徴を、革木は商を尚(とおと；上をあがめる)ぶ」とある。 楽器には五行が配当されその尚ぶ音にも五行がある。最後の方に「革木は倶に角にて商を尚ぶ」とあるので、楽器の五行とはその楽器の出す音色で、尚ぶ音とはアンサンブルかと思われる。
例えば弦楽器の音色は‘火’であるから‘徴’である。尚ぶ音は宮で‘土’であるため、火から土の相生関係で‘母子’としている。それぞれの音はどのような物かというと
宮声は和(成分の異なるものがうまく解けあったさま)を以て舒(巻いたもの、かたまったものをのばし広げる)、: その和は博(大きく、ひろがったさま)を以て柔(しなやか、おだやか＜対＞剛)。～脾の動～
商声は散(ばらまく、四方に分かれる＜対＞集)を以て明(はっきりして疑う余地がない＜対＞暗・昏；道理がわからない)、: その和は温(おだやかでやさしいさま＜対＞冷)を以て虚(中があいてうつろであるさま＜対＞実)。～肺の動～
角声は防(侵入や破壊をふせぐ備え)を以て約(一点にむけて引きしめる、しめくくる。＜対＞散)、: その和は静(雑音や動きがなくしんとすみわたったさま。＜対＞動・噪；さわがしい)を以て清(すみきってすがすがしいさま。＜対＞濁)。～肝の動～
徴声は敗(物事をだめにする)を以て疾(あっというまに進むほどはやい。急にひどくなる病気。くるしみつらいこと)、: その和は平(傾いていない。でこぼこがないようにそろえる＜対＞傾・奇)を以て均(詩句の響きをあわせること。また、その調和のとれた部分)。～心の動～
羽声は疾(あっというまに進むほどはやい。急にひどくなる病気。くるしみつらいこと)を以て虚(中があいてうつろであるさま)、: その和は短(たりない。不足する)を以て散(ばらまく、四方に分かれる＜対＞集)。～腎の動～
という記載になっていて、五臓と連動している。連動は五行の配当の通りである。: 音のタイプというのは、単に高い音低い音短い音長い音という物ではなく、; 人の五臓へと響くという特徴を有している。

それ以外に陰陽の音の記載「呂は陰の音ー楽の調和、律は陽の音ー声の平正」があって、
さらに楽曲に対する楽器の働きが記してある。　: 金(商、金ー母子ー羽、水)石(商、金ー夫婦ー角、木)は動(運動や行動の意に用いる)、; 絲(徴、火ー母子ー宮、土)竹(角、木ー母子ー徴、火)は行(動いて進むもしくは進ませる)、; 歌は詠(声を長くのばして詩歌をうたう。となえうた。詩歌をつくり述べる)、; 匏(宮、土ー母子ー徴、火)は宣(広く行き渡る、隠さず全部外にあらわれる)、; 瓦(徴、火ー母子ー宮、土)は賛(前に押しすすめる。脇からはげまして力をそえる)、; 革木(角、木ー夫婦ー商、金)は節(音楽の調子。ひと区切りずつのリズムに乗る音曲のひとふし)。

○

音、楽、声とは何なのか。「雑配を論ず」の中の二番目「聲音を論ず」のはじめの部分(子産曰く～)を読むと

子産は章(あらわ;まとまってひと区切りをなした楽曲や詩)れては五声となるという。: ～子産は『春秋左氏伝』の昭公二十五年に「天の明に則り、地の性に因(よ)り、その元気を生じ、その五行を用いる。気は五味となり、発して五色となり、章して五声となる」と語る～

蔡伯は耳に通じるものを声と為すという。～蔡伯は漢の時代に『月令章句』十二巻を著した～: 青(木)は角声を、白(金)は商声を、黒(水)は羽声を、赤(火)は徴声を、黄(土)は宮声を作(な)す。

律暦志には～『漢書』の中にある律暦志という部分でその中の第一上にみる～: 角は觸(ふれる,ひと所につんとおしあてる。つきあたる)ー陽気は蠢(しゅん；中にこもって、もぞもぞと動くさま)動し、万物は地に觸れて生ずる。; 徴は祉(さいわい。神より受けるしあわせ)ー万物は大いに盛んにして蕃(しげる。草が平らに広くはびこる)祉する。; 宮は中ー中央にいて四方に暢び始(物事のおこり)を唱え生を施し、(他の)四声の経(すじみち)となる。; 商は章(あらわれ。楽曲のひと区切り)ー物が成りて章明(あきらかにする。あざやかに目だたせる)する。; 羽は宇(大きい屋根のような大空におおわれた世界。天子の統治する世界)ー物を蔵して聚(ひきしめるように多くのものをあつめる)翠(よごれのないみどりの羽)宇覆(くつがえす。もとにもどってやりなおす)する。

楽緯には～『隋書』の経籍志に「楽緯三巻、宋均注」と記されている書物。音楽の本？～: 春気が和すれば則ち角声は調い; 夏気が和すれば則ち徴声は調い; 季夏気が和すれば則ち宮声は調い; 秋気が和すれば則ち商声は調い; 冬気が和すれば則ち羽声が調う

楽記には～『礼記』と言う書物の楽記編という部分に書かれていること～: 宮は君を為す。故に宮が乱れれば則ち荒、その君は驕(キョウ；背のびして、人の上に出る。おごり高ぶる)。; 商は臣を為す。商が乱れれば則ち陂(さか；かたむく)、その臣は壞(カイ；中がうつろになってこわれる)。; 徴は事を為す。徴が乱れれば則ち哀(あわれ。せつないさま)、その事は勤(いそしむ。こまめに働く。精を出す)。; 羽は物を為す。羽が乱れれば則ち危、その財は匱(ひつ；中空の大きな箱。とぼしい)。; 角は民を為す。角が乱れれば則ち憂(物思いに沈む)、その民は怒。; 　　この五つが乱れなければ、則ち天下は和平にて弊(ちゃんとしたものが、ぐったりとだめになる)敗の音は無い。

素問の陰陽応象大論には: 木の音は角。声に在れば呼ぶと為す。; 火の音は徴。声に在れば咲(わら)うと為す。; 土の音は宮。声に在れば歌うと為す。; 金の音は商。声に在れば哭(な；大声をあげてなく)くと為す。; 水の音は羽。声に在れば呻(うめ；声を長くのばしてうなる)くと為す。

○

次に「聲音を論ず」のその次の部分

楽記に曰く、楽とは音が由(よ；…に基づく。あるルートに従う)りて生ずる所。その本は人心の物に於いて感ずるに在る。: 是故に哀心を感ずるは其の声がを以て殺、; 　　　楽心を感ずるは其の声がを以て緩、; 　　　喜心を感ずるは其の声が發を以て散、; 　　　怒心を感ずるは其の声が粗を以て勵(きん；しっかりするように強く力づける)、; 　　　貞(まっすぐである。動揺しない)心を感ずるは其の声が直を以て廉(れん；一つ一つの境め。かど。折りめ)、; 　　　愛心を感ずるは其の声が和を以て(えん)。; この六つは性質ではなく、(声とは)物に於いて感じた後に動する。; 声を審(しん；こまごました点まで明らかなさま)に以て音を知り、音を審に以て楽を知り、楽を審に以て政を知り、しかるにて治道を備わる。

詩序には～『毛詩』と言う書物の序文～: 声は文(外面の美しさやその現象)を成して音と謂う。治世の音は安を以て楽し、その政は和。; 乱世の音は怨を以て怒し、その政は乖(カイ；そむく。ルートから離れる)。; 亡國の音は哀を以て思し、その民は困。

大戴礼観人篇(だいたいれいかんじんへん)には～『大戴礼記』と言う書物の「観人篇」のなかの文王観人篇にある～: 誠(かけめやごまかしのない真実)がその中に在れば、必ず諸(それら)は外に見られ、その見えた物で其の隠れたるを占し、その細はその大を占する。声はその実を象(かたど；外にあらわれたすがた)り、気は初めて物を生じ、物が生じて声があり、声には剛柔、清濁、好悪が有りて、ことごとく声にて発する。

と、記された後に「それ独りにて発するは声と謂い、和合するは音と謂うと続き、

毛詩序は「声は文(外面の美しさやその現象)を成して音と謂う」と謂っているが「故に五声に因りて八音有り」となり八音とは、
楽緯に「物は三を以て成し五を以て立つ。三と子は八の如し、故に音は以て八。」
八音とは、金･石･絲･竹･土･木･匏･革、以て宮･商･角･徴･羽を発する。
金は鐘を為し、石は磬(うちいし。中国古代の楽器。八音の一つ。玉や石板を鈍角に曲がった長方形につくり、それをつるしてうちならす。さわやかな音を出す)を為し、絲は絃(琴や胡弓などの楽器のいと)を為し、竹は管を為し、土は(土笛；元は奴隷の土部屋の意)を為し、木は(ご；ろうや)(枡型で底を上にして叩く)圄(ウォッシュボーン)を為し、匏は笙を為し、革は鼓を為す。 占いは八卦(はっか)といい，陽爻(ようこう)「－」と陰爻(いんこう)「 --」を組み合わせた8つです。 圄は乾(けん) 陽性で強く剛健なさまを示す。十二支の方位では西北で戌亥。 天，父，首，健の意。 磬は坤(こん) 陰性で柔弱なことを示す。十二支の方位では南西で未申。 地，母，腹，順の意。 鼓は震(しん) 表面が柔らかく下に強い力を含んで動くさま。万物動き始める。十二支の方位では東で卯。 雷，長男，足，動の意。 笙は巽(そん) 表面は強いのに中が柔順。風に当てる。柔順なさま。十二支の方位では南東で辰巳。 風(木)，長女，股，入の意。 管は坎(かん) 十二支の方位では北で子。 雨(水)，中男，耳，窪の意。 絃は離(り) 柔順の徳を守ればすべて調和する意味を含む。十二支の方位では南で午。 火(日)，中女，目，麗の意。 は艮(ごん) 陽が上をさえぎり陰が下にたまって動きのとれない、止って動かないの意味を含む。十二支の方位では東北で丑寅。 山，少男，手，止の意。 鐘は兌(だ) 抜け出る，抜きとる。心身を正しく保てば成功することを暗示する。十二支の方位では西で酉。 沢，少女，口，説(喜)の意。

占いは八卦(はっか)といい，陽爻(ようこう)「－」と陰爻(いんこう)「 --」を組み合わせた8つです。
圄は乾(けん)		陽性で強く剛健なさまを示す。十二支の方位では西北で戌亥。
天，父，首，健の意。
磬は坤(こん)		陰性で柔弱なことを示す。十二支の方位では南西で未申。
地，母，腹，順の意。
鼓は震(しん)		表面が柔らかく下に強い力を含んで動くさま。万物動き始める。十二支の方位では東で卯。
雷，長男，足，動の意。
笙は巽(そん)		表面は強いのに中が柔順。風に当てる。柔順なさま。十二支の方位では南東で辰巳。
風(木)，長女，股，入の意。
管は坎(かん)		十二支の方位では北で子。
雨(水)，中男，耳，窪の意。
絃は離(り)		柔順の徳を守ればすべて調和する意味を含む。十二支の方位では南で午。
火(日)，中女，目，麗の意。
は艮(ごん)		陽が上をさえぎり陰が下にたまって動きのとれない、止って動かないの意味を含む。十二支の方位では東北で丑寅。
山，少男，手，止の意。
鐘は兌(だ)		抜け出る，抜きとる。心身を正しく保てば成功することを暗示する。十二支の方位では西で酉。
沢，少女，口，説(喜)の意。

ちなみに、太陽は圄の乾と鐘の兌、少陽は笙の巽と管の坎、
　　　　　　太陰はの艮と磬の坤、少陰は絃の離と鼓の震。
瓦(太陰-艮) 絲琴瑟(少陰-離) 賛 行 徴 火 事-哀-勤 -(母子)- 土 宮 歌 中ー中央にいて四方に暢び 始を唱え生を施し、四声の経とす 和を以て舒、 その和は博を以て柔 鐘金(太陽-兌) 動 商 金 臣-陂-壞 -(母子)- 水 羽 呻 宇ー物を蔵して聚翠宇覆 疾を以て虚、 その和は短を以て散 石(太陰-坤) 商 金 臣-陂-壞 -(夫婦)- 木 角 呼 觸ー陽気、蠢動、万物は地に觸れて生ず 防を以て約、 その和は静を以て清 匏(少陽-巽) 宣 宮 土 君-荒-驕 -(母子) 火 徴 咲 祉ー万物は大いに盛ん蕃祉す 敗を以て疾、 その和は平を以て均 竹(少陽-坎) 行 角 木 民-憂-怒 革木(太陽-乾) 節 角 木 民-憂-怒 -(夫婦)- 金 商 哭 章ー物が成りて章明する 散を以て明、 その和は温を以て虚
楽器もしくはその楽器の素材となる物が発する音には‘水’が無く、「母子」「夫婦」という関係性にてアンサンブル対応させる音色には、五行全てが揃う。ただ水の音である‘羽’は楽器の音として示されていないため、母子関係の対応がどのようかは解らないが、音色そのものはかなり微かな音ではあるといえる。
また素材に八卦(はっけ)の性質が示されている。表やこの様なことを加味したものを図にすると、

と、なる。五行と方角や「母子」や「夫婦」の関係の発生など、何ら関連性は見あたらない。
ただ一つ言えるのは、「夫婦」という関係性が置かれているのは‘南北’‘坤’と‘西北’‘乾’である。
‘坤’は最も陰であり‘乾’は最も陽である。ここに置かれている「夫婦」という関係の対応は‘木’と‘金’である。木と金は陰陽中の動きを現す物である。そこにのみ「夫婦」という形で相剋の作用を拾い、他の部分は「母子」という相生の作用がある物なのかもしれない。
そうなると基本は「母子」関係である。六十九難は母子の補瀉とはあるが、五行や五臓などの特定する言葉はない。しかし七十五難はその例として、方角を使って木と金である東と西の虚実を示し、陰と陽を現す水と火である北と南を使って補瀉を示す。木と金も水と火も「夫婦」という相剋関係が成り立つ。
基本的方法としての「母子」「相生」の六十九難。本質状況としての「夫婦」「相剋」の七十五難という見方を一つ置いて五行大義を読み進めてみたい。
それとなぜ母子なのかという問題が残る。
この五行大義、巻第三、第十四、雑配を論ず中の「聲音を論ず」では‘その本は人心の物に於いて感ずる’が結論ではないかと思われる。それの楽器を例えとして用いている部分に「母子」の関係性が登場する。その関係は楽器のアンサンブルの相手を示し、つまり音階を持つ楽器は「母子」とされ、磬(うちいし)や革木などの打楽器は「夫婦」となる。
音楽という形をなす事の基本的な方法は、メロディーやハーモニーという「母子」関係であるが、実際に演奏しているということの状況が持つ本質は、打楽器などで構成するリズムであり「夫婦」の関係になる。
また、瓦(太陰-艮)や絲琴瑟(少陰-離)は火で-(母子)-は土で匏(少陽-巽)となって朧気ながら陰陽バランスの採れたカップリングで、 革木(太陽-乾)は木で-(夫婦)-金で石(太陰-坤)は太陽と太陰、乾と坤で完全な陰陽バランスのカップリングとなる。
浅層、もしくは上層の部分は母子関係によって微妙な陰陽バランスを取るのに対して、深層、もしくは下層の部分は夫婦関係によってダイレクトで明確な陰陽バランスを取ると言うことも考えられる。それが‘その本は人心の物に於いて感ずる’に依れば、音を聞いてどう感じるかが浅層、もしくは上層であり、そもそも音を聞いて何かを感じ取るという機能のそのものを深層、もしくは下層であると言える。

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「ン」,促音(ッ),長音(ー),読点(、),句点(。)
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楽器の音色と五行			音色との関係	尚ぶ音色と五行
瓦絲琴瑟	徴	火	-(母子)-	土	宮
鐘金	商	金	-(母子)-	水	羽
石	商	金	-(夫婦)-	木	角
匏	宮	土	-(母子)-	火	徴
竹	角	木	-(母子)-	火	徴
革木	角	木	-(夫婦)-	金	商

瓦(太陰-艮) 絲琴瑟(少陰-離)	賛行	徴	火	事-哀-勤	-(母子)-	土	宮	歌	中ー中央にいて四方に暢び始を唱え生を施し、四声の経とす	和を以て舒、その和は博を以て柔
鐘金(太陽-兌)	動	商	金	臣-陂-壞	-(母子)-	水	羽	呻	宇ー物を蔵して聚翠宇覆	疾を以て虚、その和は短を以て散
石(太陰-坤)	動	商	金	臣-陂-壞	-(夫婦)-	木	角	呼	觸ー陽気、蠢動、万物は地に觸れて生ず	防を以て約、その和は静を以て清
匏(少陽-巽)	宣	宮	土	君-荒-驕	-(母子)	火	徴	咲	祉ー万物は大いに盛ん蕃祉す	敗を以て疾、その和は平を以て均
竹(少陽-坎)	行	角	木	民-憂-怒	-(母子)	火	徴	咲	祉ー万物は大いに盛ん蕃祉す	敗を以て疾、その和は平を以て均
革木(太陽-乾)	節	角	木	民-憂-怒	-(夫婦)-	金	商	哭	章ー物が成りて章明する	散を以て明、その和は温を以て虚