- 火(司馬=軍)が本朝(天子が政治を行うところ。また、その支配した時代)に讒(ざん;中傷)邪(軍隊の為、その力で朝廷制圧などの目論見)が有れば、其の君を
惑(乱し惑わす)したなら、(水である執法が)法に則りて誅しに之(ゆ)く。故に水が火に勝つ。
- 土は君。(君主が)大いに奢(しゃ;ぜいたく)侈(し;むだづかい)の過度があり禮(=礼れい;人の守るべき正しい行い)を失う。民が叛(はん;反逆)して窮(追求)して之(ゆ)く。故に木は土に勝つ。
- 金は司徒。(司徒の力が)弱く衆(民衆)を使うことが不能なら、則りて司馬が誅しに之(ゆ)く。故に火が金に勝つ。
- 水は執法。阿(原則を曲げてつき従う。迎合する)黨(とう;人間の集まり)
が不平なれば、則っりて司寇が誅しに之(ゆ)く。故に土が水に勝つ。
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