二十四節気と自然法則表

名称
太陽暦
(頃)
太陽
黄経
四季
性能 解説・備考
立春
(りっしゅん)
02/04 315 孟春 展開

伸張
厳寒(陰気)が極まり、光春(陽気)が始動する。冬眠中の種子は、覚醒始動スイッチが入り、発根準備の為の陽気を蓄積する。
雨水
(うすい)
02/19 330 陽気の蓄積により大地の氷雪下では融け流れ始め、地中水が温む水春となる。種子は、この温水により含水膨張し形態的発根準備を始動する。
啓蟄
(けいちつ)
03/06 345 仲春 露出した大地を照らす陽光による寒暖の差異が、万物蠢動の風春を生む。発根した種子は太陽を求めて地上を目指す、種子に格納されていた先天を展開して自立成長の準備(双葉)を整える。
春分
(しゅんぶん)
03/21 000 太陽が春分点を通過し、形態的変化が大地を覆い始める。種子内に格納されていた先天の精の栄養を消費する展開は終了し、双葉は葉根から太陽や大地の後天の精の栄養を享受充填するようにパラダイムシフトする。
清明
(せいめい)
04/05 015 季春 外形の生長と共に内在していた種族の共通な特徴が顕在化し、やがて個体としての性質が自己主張し始め上下方向に形体を伸張拡大して空間的縄張りを拡張して行く。
穀雨
(こくう)
04/20 030 植物は、生存競争に勝ち抜いて大地を覆い尽くし空間的縄張りを確保する。春の伸張拡大方針を終了させて、夏の内政充実へのパラダイムシフトの準備を完成させる。
立夏
(りっか)
05/06 045 孟夏 昂進

循行
植物は生気盛んとなり、陽光を求めて分枝拡葉して横方向に拡張する。暑熱の増多に併せて生理機能(水分代謝・異化同化)は活発化して行くため、内政充実の素地を固める。
小満
(しょうまん)
05/21 060 植物は、日照・給水の滋養による生理活動をフル稼働状態に維持するのに必要な外形的保護・支持する為に硬質かして頑健となる。
芒種
(ぼうしゅ)
06/06 075 仲夏 植物は、頑健な形態を保持し・エネルギー循環(水分代謝・異化同化)を安定的にフル稼働するシステムを完成させる。
夏至
(げし)
06/22 090 北半球では南中高度が最高となり、夏前半で立ち上げた生理活動(水分代謝・異化同化)は、フルスロットルで順行安定し開花生殖に必要な生気(エネルギー)を蓄積して行く。
小暑
(しょうしょ)
07/08 105 季夏 原資となる生気(エネルギー)の蓄積が一定レベルを超えると性ホルモンが分泌され、枝葉は変形して花芽を形成し、生殖器である花へと生長して行く。
大暑
(たいしょ)
07/23 120 植物は、生殖を有利に運ぶために形体・色彩・薫香・甘蜜・花粉など個々に工夫を凝らして個性を発揮した花を付け、受粉性交の準備を完成させる。
立秋
(りっしゅう)
08/08 135 孟秋 充実

収斂
暑気は極まり、種子植物は、花粉内の雄精核と雌花胚嚢内の卵細胞核とが合体受精して、接合子が発生を開始し、豊満結実へのスタートスイッチが入り、生気(エネルギー)は優先的に集中消費されるようになる。
処暑
(しょしょ)
08/24 150 暑気は徐々に衰え始め、種子植物は葉根から得られた生気(エネルギー)を集中消費することにより子房(被子植物)は生育膨満し、胚珠は生育充実して果実・種子は形態を変化させて行く。
白露
(はくろ)
09/08 165 仲秋 秋気が加わり始めると、果実(被子植物)・種子に充填されていた生気(エネルギー)は、種子として越冬するのに十分な質量に達すると供給は終了停止して形体は安定し、豊満結実が完遂される。
秋分
(しゅうぶん)
09/23 180 太陽が秋分点を通過して涼燥の気に包まれるようになると、植物は生理活動を徐々に最低レベルまで縮小方向にパラダイムシフトし、枝葉への生気(エネルギー)の供給を抑制・制限するようになり果実は熟成して行く。
寒露
(かんろ)
10/09 195 季秋 秋気の深まりと共に、果実(被子植物)は熟成が進行して腐熟し、種子(裸子植物)は乾燥して外殻が開放し始める。何れも形態が変化して種子が外気に触れるようになり、やがて枯死した枝葉と共に大地へと落下する。
霜降
(そうこう)
10/23 210 凍てつく厳冬を迎えるに当たり、不必要で害を成す要素(腐熟した果肉の残滓・水気)の全てを乾燥させて削除して高密度・高濃度・高品質の生気だけを内包する。
立冬
(りっとう)
11/08 225 孟冬 籠城

内明
涼燥の気が横溢して寒冷の気が兆し始める。その寒冷刺激に寄って種子は、小春日などの一過性の季節の逆行現象に対しても生理機能が陽動化しないように静粛安定する性能を確保しつつ、冬眠準備をスタートさせる。
小雪
(しょうせつ)
11/23 240 寒冷乾燥が更に進行し落葉樹は裸樹となり、枯枝落葉などの地表の不正の形体は風化消滅し土中に帰る。種子は、厳寒の外界から隔絶することで内包された生気を保護する為に、外殻は更に乾燥凝固し堅牢化して行く。
大雪
(たいせつ)
12/08 255 仲冬
種子は、外界の厳寒や小春日などの刺激に対して揺動されることの無いように外殻は堅牢となり、内包された生気は活動レベルを最低限度まで低下安定させることで不必要な消耗を避け、冬眠の準備を完成させる。
冬至
(とうじ)
12/22 270 北半球では南中高度は最低・昼は最短となり、天の陽気(太陽)は来復する。適者生存の試練とも言える厳寒が徐々に襲来し始めると、種子は絶命するのを防止しつつエネルギー消費を効率良く最低レベルに安定させる。
小寒
(しょうかん)
01/06 285 季冬
寒中に入ると本格的な厳寒の襲来を受ける頻度が増すようになり、同様に適者生存の試練もまた難度を増して行く。種子は凍結するのを防止しつつエネルギー消費を効率良く最低レベルに安定させ命脈を保つ。
大寒
(だいかん)
01/20 300 厳寒は最高潮に達し、迎春に値する能力を有するかどうかの適者生存の最後の試練を迎えることになる。この厳寒(天恵)を感受し超越したものだけが迎春の栄華を享受することができる。

節代わりは、ターニングポイントであり、現象が直ちに具体化するわけではない。