2011-4/17「原典としての難経考察」1 B班

東洋医学の特徴
東洋医学の長所は、部分ではなく全体を観ることにあり、さらに。療においては、病原そのものを攻撃するのではなく、自然癒力の回復を主眼とするところにある。

漢方: 日本化され現代日本で行われている伝統医学(日本漢方)

中医学: 現代中国で再整理され行われている伝統医学(現代中医学)
中医学の特徴
a.整体  環境-人体-体内それぞれのバランスをとる
b.弁証論。  四診法によって、証を診断 、得られたデータに基づいて療方法を検討・決定し、施術する

赴覈研のテキストから
経絡。療の特徴
1.天人合一  自然界の動きと生体は不可分な関係に有る。
2.心身一如  心と体も不可分な関係に有る。
3.未病治療  予防医学の側面を持つ。
4.証  個々の病症にとらわれず病体を。療する。
5.鍼。療は気の調整を行う (参照 初学者のための診察法)

難経の構成  
脈学: 一難〜二十二難  
経絡: 二十三難〜二十九難  
臓腑: 三十難〜四十オ難  
疾病: 四十八難〜六十一難  
輸穴: 六十二難〜六十八難  
鍼法: 六十九難〜八十一難

参考資料
『素問』上古天真論(01)
岐伯對 曰.上古之人.其知道メ.法於陰陽.和於術數. 食飮有節.起居有常.不妄 作勞. 故能形與神倶.ァ甼終其天年. 度百歳乃去.
岐伯が答える。 上古の人のほとんどは、養生の道理をわきまえ、陰陽に則り、術數に合わせ、飲食には節度があり、労働と休息にも一定の規律があり、みだりに動くことをしませんでした。それ故に肉体と精神とは、とても健やかで盛んであり、彼らが当然享受すべき年齢まで生きて、百歳を過ぎて世を去ったのです。
『素問』陰陽応象大論(05)
天有 四時五行.以生長搶絛.以生寒暑燥濕風. 人有捲絛化五氣.以生喜怒悲憂恐. 故喜怒傷氣.寒暑傷形. 暴怒傷陰.暴喜傷陽. 厥氣上行.沺磆去形.喜 怒不節.寒暑過度.生乃不固.
大自然の変化には、春・夏・秋・冬の四季の交代があり、木・火・土・金・水の五行の変化がある。これらによって寒・暑・燥・湿・風の気候が生じ、そしてそれは自然界の万物に影響を及ぼして、生・長・收・藏の自然の法則を形作る。人には、肝・心・脾・肺・腎の五臓があり、五臓の気は五志を変化生成し、喜・怒・悲・憂・恐の五種の異なった心の活動を産生する。もし養生に不注意であり喜怒の度を過ごせば、気をやぶる可能性がある。出し抜けに怒るのは、陰気を損傷し、俄に喜びすぎるのは、陽気を損傷することになる。気が逆して上行し経脈に充満すると、心気は浮き上がって、肉体を離脱してしまう。そこで喜怒に節制がなく、寒暑にうまく適応していないようだと、生命は堅牢であることができない。
『素問』四気調神大論(02)
春三月.此謂゚「陳. 天地倶生.籟物以榮.夜臥早起.廣 歩於庭.皮央緩形.以使志生. 生ァ勿殺.予ァ勿奪.賞ァ勿罰. 此春氣之應.養生之道也. 逆之則傷肝.薗゙ィ寒變.奉長メ少.
春の三ヶ月は、万物が古いものを押し開いて、新しいものを出す季節であり、天地間の生気が発動して、ものみな全てがいきいきと栄えてくる。人々は少し遅く寝て少し早く起き、庭に出てゆったりと歩き、髪をときほぐし、体を伸びやかにし、心持ちはいきいきと生気を充満させて、生まれたばかりの万物と同様にするが良い。ただひたすらその成長にまかせるべきで、殺害してはならない。ただひたすら成長を援助するべきで、剥奪してはならない。大いに心を励まし目を楽しませるべきで、体を虐げてはならない。これが春に適応し、「生気」を保養する道理である。もし、この道理に反すると、肝気を損傷し、夏になって変じて寒性の病を生じ、人体が持っている夏の成長の気に適応するという能力を減少させてしまう。
『霊枢』九鍼十二原第一.
・・・ ァ屬有セ病.余欲勿使被涛察ヌ詰媽弌 欲以肥.通相甦笊.調其血氣.營其逆順出入之會.  
彼らのセ病の治療に当たって、私は薬物s媽个箸鮖箸Δ海箸覆靴法肥を用いて経脈を通じさせ、気血を調和させ、経脈中の気血の往来、出入や会合を正常に回復させたいと考える。
・・・ 醇覈之要. 易陳ァ難入.粗守形.上守神.神乎神.  
醇覈による。療の要点は、話すことは比較的優しいのですが、技術が精微な境地まで及ぼうとすると、かなり困難なのです。技術の未熟な医家は、ただ形のみにとらわって、変化を知りませんが、高度な技術を持つ医家は、病人の神気の盛衰に基づいて、甫゙bの手法を使うことができます。
◆一難曰.
十二経脈皆有動気.獗取寸口.以決捲絛六府死生吉凶 之法.何謂也.
然.寸口メ.笊之大會.手太陰之笊動也. ・・・ 復會 於手太陰.寸口メ.捲絛六府之所終始.故法取於寸口也.
十二経にはみなそれぞれに動脈があるのに、ただ寸口だけで、五臓六腑のセ病や予後の善し悪しを、診断できるのはなぜか?  
答え。寸口は十二経の集まる所で、手の太陰肺経の動脈である。・・・ ようするに、寸口は五臓六腑の気血が循環する発着点であるので、脈診は寸口でとるのである。
◆十五難曰.
經言.春笊弦.薗硴譟ソ笊毛.冬笊石.是奄磆耶.將病 笊也.
然.血賁喟メ.四時之笊也.
医学教典では、春は弦脈、夏w賁、秋は毛脈、冬は石脈といっているが、これはその季節の脈なのか、それとも病脈なのか。  
答え。弦・芒・毛・石というのは、四季の脈症である。
◆オ難曰.經言.少陽之至.乍小乍大.乍短乍長.陽明之至.浮大ァ 短.太陽之至.洪大ァ長.太陰之至.緊大ァ長.少陰之至.緊細ァ 微.厥陰之至.沈短ァ敦.此六メ.是撫ラ.將病笊耶.
然.皆奄磆 也.  
医学教典には、「少陽の脈が至る時の形態は、急に大きくなったり、急に小さくなったり、急に短くなったり、急に長くなったりする。陽明の脈が至る時の形態は、浮大で短い。太陽の脈が至る時の形態は、洪・大で長い。太陰の脈が至る時の形態は、緊・大で長い。少陰の脈が至る時の形態は、緊・細で微。厥陰の脈が至る時の形態は、沈・短で敦である」と記されている。この六種類の脈は正常な人の脈症なのか、それとも病人の脈症なのか。  
答え。これはいずれもその時節に盛んとなる奄磆である。
◆十三難曰.
經言.見其色ァ不得相磆.反得相勝之笊メ.即死.得 相生之笊メ.病即ゥ已.色之與笊.當參相應.爬之奈何.
然.捲絛 有五色.皆見於面.亦當與寸口レ内相應.  
医学教典は「病人に現れた顔色をみて、それと相照応する脈症を得られず、反対に相勝の脈症を得れば死んでしまうが、相生の脈症を得れば病気は。癒する」と述べている。色と脈とを照らし合わせた時、挨応ずるべきであるが、どのようにすれば良いのか。  
答え。五臓に五色があり、みな顔面部にはっきりと現れ、また寸口の脈やレ部の皮膚と相照応しなくてはならない。
◆オ十オ難曰.經言.上工。未病.中工。已病メ.何謂也.  
医学教典では、上工はセ病の先々における発展の状況を知って、事前に。療を行い、中工は既に現在病んでいる所だけを見て。療すると述べているが、これはどういうことか。