2011/05/15「原典としての難経考察」(2)
B班
- 随証療法→弁証論。
- 病名ではなく「証」でとらえる。→証に基づいた。療 四診法で情報を収集する。
- どこの部分でどのように受け止めたか。
- 関わりのある臓腑の生理病理作用への分類
- その解決のための方策
- 難経では、一難において寸口の脈で「死生吉凶」を診断できると論じている。
- 以下、脈診による情報収集に関する記載が続く。
- 寸口脈 前後陰陽→三焦
- 二難にいわく脈にレ寸ありとは何の謂ぞや。
- (中略)ゆえに陰はレ内一寸を得、陽は寸内九分を得る。レ寸終始すること一寸九分ゆえにレ寸というなり。
- 四難にいわく脈に陰陽の法ありとは何の謂ぞや。
- しかるなり呼は心と肺とに出で、吸は腎と肝とに入る。呼吸の間uВは穀味を受くるなり。その脈中にあり。
- [脈経]三関の境界と脈行の司る所を分別す(第三)
- 寸は上焦を入り頭に出で皮毛に及び手に終わるを司る。関は中焦を入り腹より腰に及ぶを司る。レは下焦を入り少腹より足に至を司る。
- 診察に当たって
- 八難: 生命観(腎間の動氣・三焦の原・守ラの神)
- 四十八難: 三虚三実
- 十三難: 色と脈およびレ膚の診断における運用
- 十六難: 五臓のセ病の脈と証との関係 五臓の生理病理を踏まえて、病んでいる部位や、その原因になっている臓腑を探る。
一臓のみでの作用/他臓腑との関わりによる作用
- 三十難: 栄衛
- 三十一難: 三焦
- 三十二難: 心と肺
- 三十三難: 肝木と肺金
- 三十六難: 腎と命門
- 以下付録 弁証の意義
- 四診法を用いて病体を系統的に分析、総合し病状を明らかにする。
- (症候群)を決める。
- 八綱・六経・三焦
- 八綱弁証(陰陽・表裏・寒熱・虚実)
- 三焦の弁症と六経の弁症を対比すると三焦は上から下へ立ての関係であり、六経は表 から裏への横の関係である。三焦を運用すると同時に衛・気・営・血を弁別する事も重要である。
- 五臓
- 肝臓,魂・血・筋・爪・目・涙・将軍の官・疏泄
- 心臓,神・血脈・顔・舌・汗・君主の官
- 脾臓,意(智)・肌肉・唇口・涎・運化・統血・昇清・倉廩の官
- 肺臓,藪・皮毛・鼻・涕・。節・気・相傅の官
- 腎臓,精(志)・骨髄・ィ・唾・技巧・毛髪・作強の官
- 四十八難 笊の虚實は、濡なるを虚、緊牢なるを實となす。 病の虚實は、出るものを虚となし、入るものを實となし、言うものを虚となし、言わざるものを實となし、緩なるものを虚となし、急なるものを實となす。
診の虚實は、濡なるものを虚となし、牢なるものを實となし、癢きものを虚となし、痛むものを實となす。 外痛内快を外實内虚となし、内痛外快を内實外虚となす。