pentagram theory


円に内接する一筆書きの五芒星を描くと、

外周する天円は易における道を象徴し、

内核の正五角形は監察対象を象徴する。

その間に描かれた二等辺三角形は森羅万象を象徴した物である。

この図形の各点は、五行の要素がそれぞれ配当される。

円周とそれに内接する二等辺三角形の頂点は右回りに木火土金水と配列される。

その木火の点それぞれと内核となる正五角形の一点

を相克関係の五行要素金が配当され同じく右回りに金水木火土と配列される。

つまり外周の円は天の道理法であり、

内核の正五角形は対象(人)であり、

その中間に位置する二等辺三角形は森羅万象を意味し構成要素である現象そのものを象徴した物である。


五行論を神聖工巧の論で展開理解すると、

1の木火土金水を1の神とし、

1の土金水木火を2の聖とし、

2の水火木金土を1の工とし、

2の金水木火土を巧みとする。

そして全ての中心(放射状に内核の核五行要素に五本線が描ける)が、

個別の事象つまり対象とする人を象徴するものである。


五行穴の井(せい)、滎(えい)、兪(ゆ)、経(けい)、合(ごう)の十干(十篇)の陰陽経の性質の違いを読み解く鍵となる。

経穴の運用においても1の一対一対応の原因減少に直結した用い方と、

2の原因となる陰陽バランスの偏傾調整を目的とした用い方の違いの根拠となる。


また、五芒星の上頂に万物の象徴大地を意味する土を配する時、

条件1(隣接)

円周左右に1の関係性にある火・金が配され、

同じく正五角形2の関係性にある水・木が配される。

火・金を上となし、水・木を下と成す。

上は外と結び入出し、下は内を巡り昇降する。

条件2(隔接)

円周左右に1の関係性にある木・水が配され、

同じく正五角形2の関係性にある金・火が配される。

左右に1の関係性にある火金が配され、

同じく2の関係性にある水木が配される。

上は内に神精を守護し、下は外へ精神を継承する。

上下左右は相互相関し有機的に機能する

これを持って生命現象の仕組みの根幹を成す。