report of unshaken a regular meeting No.02


『治療という行為における意識・感覚・知識・認識についての考察 』

2017/03/19(sun) 

相原 黄蟹


1 観察者の意識の有り様によって対象となる現実は異質化する。

1. basic state: condition of motivation

2. sense: different in kind; eregure

3. forcass; sample in data

4. analysis: thinkconsiderregard therefore: it is personal view.


2. 観察者の感覚は、独自のもので名詞に置換すると現実から乖離し喪失する。

1. 感受性は、内部(心身)・外部(環境)の条件によって変質し一定では無い。

2. 使用される名詞・形容詞・副詞は、いずれも最大公約数に基づくものであって必ずしも現実を反映してはいない。 従って観察現場において、対象が一つであっても観察者が複数いる場合、現実もまたその数だけ存在することになる。


3. 知識は、時代背景や立脚する論拠によってその意味や価値は不定かつ相対的である。

1. DDT の使用禁止の経緯

2. それぞれある方向から観察すると円形・三角形・四角形に見える物体って何?

3. 環境保護とは何?その現実とは?


4. 認識とは、上記3条件に起因するもので、不確定であくまでも個人的なものに他ならない。

1. 特別な条件付け

2. 相対的認識と作用・反作用


point 1

治療行為とは、患者の病症・病因・病位・予後・治療証を見立て、 虚実補瀉の法則に準拠し反応を診ながら行う一連の弁証論治のルーティーンであるが、 これはあくまでも施術者の認識における合目的的な外形であり、設定された条件のみにおいて機能する。 従って、往々にして様々な想定外の事象に遭遇する機会に見舞われる事となる。 

☆人気メニューだけを品揃えしても必ずしも完売するとは限らない。

point 2

治療という語彙は、施術者・患者間における「~する・~される」というような一方通行の名詞・動詞であり、医の本質の一側面にしか過ぎない。 それに対して治癒とは、本来備え持つ能力である名詞・動詞で自他の区別とは無縁であり方向性を有しない。 これはその場を構成する存在要素間で気が環流併合し一つの環として閉じ、合一している故である。 癒しの現場においてこのような状態を理想とし、以下に近づき現実化できるかが重要なpointとなる。

☆患者の主訴や観察された症状の寛解を目的に治療行為を行うのでは無く、 相互の気の環流による温順豊潤をもってその副次的な結果を癒しとする。


point 3 治療や癒しは、何時始まり何時終わるのか?

治療行為とは、患者自身が治療を受けようと決めた時点から始まるのであり、 診療台の上に仰臥して術者とコンタクトした時点ではない。 また終わりは、患者が治療が終了したと感じた時点であり、術者の行為終了とは関わりない。

癒しにおいては患者自身の意識下の生理活動の波動の増減推移はあるが、終始は無い。 施術者は患者との一体化においてのみ、その存在意義を有する。


まとめ

動的変化条件は、現状の改善に繋がる要素であり、 静的固定条件は、現状を分類・整理・分析するための要素である。 従って、癒し(治療)という行為の要諦は、変化を追うことにある。


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