平成28年4月17日 古典研究
<難経五十六難/五十七難>
・中国の腹診 - 難経系腹診と傷寒論系腹診
・日本の腹診は古方派から
・後世派と古方派
・難経五十六難
五 臓 |
積 |
所 在 |
形 状 |
病 症 |
発 生 日 |
肝 |
肥気 |
左脇下 |
伏せた杯 (上下に)頭と足がある |
咳嗽、かい(痎)瘧 |
季夏の戊己 |
心 |
伏梁 |
臍の上部~心下 |
手の肘の大きさ |
胸中煩熱煩悶 |
秋の庚辛 |
脾 |
痞気 |
胃脘部 |
伏せた盆 |
四肢の運動低下、 黄疸、痩せる |
冬の壬癸 |
肺 |
息賁 |
右脇下 |
伏せた杯 |
寒熱発熱、喘咳、肺廱 |
春の甲乙 |
腎 |
賁豚 |
下腹部~心下 |
奔走する豚のように上がったり下がったり、常に動く |
喘息、骨が萎える、 呼吸微弱 |
夏の丙丁 |
例)肝(肥気) ※相剋関係
肝
肝
留意
留意
五行 |
木 |
火 |
土 |
金 |
水 |
五臓 |
肝 |
心 |
脾 |
肺 |
腎 |
四時 |
春 |
夏 |
季夏 |
秋 |
冬 |
日干 |
甲乙 |
丙丁 |
戊己 |
庚辛 |
癸壬 |
心
心
腎
腎
脾
脾
肺
肺
所在 ※陰陽応象大論第五も参照
南
左 陽 東 西 陰 右
目耳+ 目耳-
手足- 手足+
北
※難経十六難にも腹部について書かれている
・難経五十七難
五泄 - 腹瀉:胃泄・脾泄・大腸泄、痢疾:腸泄・大瘕泄