構造
ここでは、五臓についてのみ論述する事にする。
1 七神{五精}‐臓の中心に位し、すべての生命現象の性質や特徴{注1}の根幹を成す。
{注1} 木火土金水の順に記す。
正気{本能}‐正直:升発:温厚:英明:内明
性質{性状}‐柔和:急速:和順:豪勁:流下
作用{機能}‐曲直:燔灼:高下:散落:流溢
化成{変化}‐生栄:蕃茂:豊満:収斂:堅凝
- 血‐六基{精気血脈津液」に直接関る仕事:防衛‐血流‐栄養‐換気‐精殖
気‐精神活動に関る仕事‐怒:喜:憂思:悲:恐驚
- @受納‐五幹
気‐情報‐目‐光{五色}‐肝、耳‐音{五音五律}‐腎
血‐栄養‐鼻‐五香‐肺、舌{口}‐五味‐心{脾}
A能力{栄養状態}
気‐五主{筋脈肉皮骨}‐対外的作業材料としての栄養‐常に変化する財布の中身のようなもの
血‐五華{爪面唇息髪}‐内部的作業環境保全のための栄養{正気}‐比較的安定した預貯金のようなもの
B機器
外‐運動:言語:消化:呼吸:排泄
内‐防衛{血流料調整:体温調整:免疫}:神明{循環器を通じて四臓を支配する}:栄養{生成:保管:配布:決の成分調整}:気化{全身各所の働きとなる気を配布する}生殖{先天の精と後天の精貯蔵}
C発揚‐五役{色臭味声液}‐五臓の活動状況が現れる。
- ○五色{青赤黄白黒}‐体表面に現れる。
○五臭{燥焦香腥腐}‐体臭:口臭
○五味{酸苦甘辛鹹}‐欲する食味
○声‐五声{呼笑歌哭呻}‐しゃべり方:五律{牙舌喉歯唇}‐どこを主に用いて発音をしているか。
○五液{涙汗涎涕唾}‐作用を補完する体液