「易の陰陽二元論的自然観を漢方医学基礎理論と臨床実践に展開応用」
相原黄蟹

1. 易の陰陽二元論的自然観
A. 道(tao)と器
B. 構造要素条件と構成要素条件
C. 起源要素＝気 形 質　展開構造＝両儀 四象 八卦
D. 陽爻の１と陰爻の２

2. abstract 1 2 3
A. 項目と要素
一系統＝○（円） 気 　天 気 気 起点
二系統＝□（方） 陰陽 地 形 精 展開
三系統＝☆（星） 五行 人 質 神 現象

B. 横条件 lateral と縦条件 vertical

C. fractal 構造
一層＝天円 circle 地方 square 人星 pentagram
二層＝気 2 形 4 質 8
三層＝気の陰陽 精の陰陽 神の陰陽

D. image symbol
circle = 環状 無限 線形 一次関数 太過不及 迎随 69難
square = 方形 有限 線形 二次関数 虚実 補瀉 75難
pentagram = 星形 認識 非線形 生老病死

E. 展開の 2 4 8 と、要素の 4/8 2/8 1/8

F. 1 2 と 3 の異相性(toporogyと異質性(heterogeneously)

3. 全ての事象の元素となる三角形
A. 直角二等辺三角形の構造と構成
∠ABC ・ 辺 a(BC) b(AC) c(AB)
∠A（直角） ＝ 起点 素因
等辺 b(AC) c(AB)＝ 展開 原因
辺 A(BC) ＝ 現象 結果

B. 折り紙による model patten
正方形を対角線で二つ折りにする＝ 1/2 気
その直角二等辺三角形を二つ折りにする＝ 1/4 形
更に二つ折りにする＝ 1/8 質

4. 漢籍の用例
A. 「天人地」 1 2 3 型と「天地人」 1 2と 3 型
B. 「積陽爲天積陰爲地」一つの存在 「萬物之綱紀變化之父母」二つの要素
C. 同じ文章も読み手の視点で異なる（気形質か精気神か）
d. circle = 六十九難（時系列処理） squre = 七十五難（位置関係処理）

5. 臨床応用 SDDM
A. 項目と要素
type name = 1 diagonal 2 cross 3 perrphery & core
vital signs = 1 呼吸 2 組織 3 脈状
pattern = 1 左脚右腕 右脚左腕 2 腕左右脚左右 左脚腕右腕脚 3 四肢 躯幹
check point = 1 五主 2 五華 3 五官
connection point = 1 五行穴 2 五行穴 3 募兪穴
reaction = 1 動く 迅速 顕著 2 動かない 緩慢 隠微 3 判断がつきにくい

B. 手順
1 問診による状況確認
2 呼吸 組織 脈状の状態確認
3 前腕 下腿 躯幹に手掌で触れ 2 の反応変化を確認
4 限定区域を指端で触れ最良の connection point に刺鍼
5 2 の状態が改善したのを確認して終了

C. 目的と意義
1 複雑難解から単純簡易へ：
data 収集　分類　分析　症候群化　証決定　経絡経穴選択　施術の手順を回避
vital signs の改善する connection point に施術と直結
2 論理から現象へではなく現象から論理へ
3 机上の論と臨床の現の一貫統一