院内報一面紹介(抜粋)



木暮正美


食欲の秋! 過食にご用心・・・

秋といえばいろいろありますが、食欲の秋もその一つでしょう。成人病が生活習慣病といわれるようになって、ようやく馴染んできたきた頃ですが、生活習慣のなかでも、食事が多くの病気に関係していることは皆さんよくご存知だと思います。

 そのなかでも、一番の問題は過食だと思います。お馴染みの病気で過食が関係するものはまず、第一に糖尿病でしょう。糖尿病には食事とあまり関係のない型、つまり糖を代謝するのに必要なインシュリンが絶対的に不足するための糖尿病がありますが、この場合でも、不足するインシュリンを補うのはもちろんですが、食事を制限することもそれと同時に必要なことです。

 そして、現在増えているといわれている、もう一つ別な型の糖尿病では、食事を制限する事が何より大事なことです。
過食により、摂りすぎた糖分が体に色々な障害を起こしてくるからです。

 その他にもコレステロールや中性脂肪が増えてくる高脂血症、尿酸が増え過ぎて起こる痛風、広い意味では、過食による肥満に伴う色々な病気、高血圧なども含めると、いかに食べ過ぎが多くの病気を起こしてくるか、一度考えてみましょう。

 ということで、当院でもしばらく、過食、肥満に少し真剣に取り組んで行こうと思っています。まず、自分が食べ過ぎていないか、どうか、次の項目でチェックしてください。

食べ過ぎチェック
下記の6項目のうち、一つでも該当しない項目があれば、その食事は食べ過ぎです。
さあ、試してみてください。

1、食後おなかに圧迫感を感じない。
2、おなかが重たく感じない。
3、食事前には、その前の食事が十分消化されていて、心地よい空腹感を感じる。
4、食事中あるいは食後に心臓につまった感じがしない。
5、脇がはらない。
6、立つ、座る、横になる、歩く、呼吸する、笑う、話すのが気持ちよくできる。

1999年 10月発行

(次号につづく)(前号を参照する)