禁断の書物


じ、実は、わたくし
密かに禁断の書物を愛しております。

あ好きー出版局から出ている、あ、言うのも恥ずかしい
でもいっちゃう

「低レ研」です。

ページを開いたとたんに目を直撃する、
ちょー太い文字(あ、やめて)
と、あまりに赤裸々な暴露記事。

前衛的かつ独創的なプログラム。
隠微と巧緻のはざまにゆれる文体。
みな、みな、わたくしの脳髄をギシギシと刺激するのですう。

そして、そこはかとない厭世的な味付け。
硬骨、もとい、恍惚のブルースです。

特にお気に入りは、
「パソコンライター達の午後」

名作です、名作です、名作です、名作です、名作です、名作です、名作です、
名犬ラッシーより名作です。

お姉さんにキャッシュをつかませた場合の
ベンチマークテストには、感動のあまり
涙がとまりませんでした。

私は人間の尊厳を見直しました。
ありがとうございました。


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「低レ研」の作者、丹羽信夫氏に送った手紙の文章である。
本書は、そのあまりの過激さゆえに、現在絶版の模様である。
しかし、幸い次のURLに、その一部が保存されているらしい。

http://www.nobuo.com/


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