茶道の先駆者

・村田珠光(むらたしゅこう)(1423-1502)

茶道の先駆者で、茶義の形式よりも内面的(心)なものを追求した。

「自分の心の師となることはあっても、自分の心を師としてはならない」という言葉を残している。

 

・武野紹鴎(たけのじょうおう)(1502-1555)

千利休の師匠でもあり、村田珠光の茶を正しく受け継ぐとともに、茶室や道具までにも「わび」の心を表現する新たな工夫を加えた。


裏千家今日庵の系図

流祖 ・千利休(せんのりきゅう)(1522-1591)

二世 ・少庵宗淳(しょうあんそうじゅん)(1546-1614)

三世 ・元伯宗旦(げんぱくそうたん)(1578-1658)

  宗旦の三人の子、宗左に表千家不審庵、宗室に裏千家今日庵、宗守に武者小路官休庵を継がせたため三千家にわかれた。

四世 ・臘月庵仙叟(ろうげつあんせんそう)(1622-1697)

五世 ・不休斎常叟(ふきゅうさいじょうそう)(1673-1704)

六世 ・六閑斎泰叟(りっかんさいたいそう)(1694-1726)

七世 ・竺叟宗乾(ちくそうそうけん)(1709-1733)

八世 ・又玄斎一燈(ゆうげんさいいっとう)(1719-1771)

九世 ・不見斎石翁(ふげんさいせきおう)(1746-1801)

十世 ・認得斎柏叟(にんとくさいはくそう)(1770-1826)

十一世 ・玄々斎精中(げんげんさいせいちゅう)(1810-1877)

十二世 ・又玄少斎直叟(ゆうみょうさいじきそう)(1853-1917)

       ↑↑(この漢字は二つで一つの漢字です。)

十三世 ・圓能斎鉄中(えんのうさいてっちゅう)(1872-1924)

十四世 ・淡々斎碩叟(たんたんさいせきそう)(1893-1964)

十五世(当代) ・鵬雲斎宗室(ほううんさいそうしつ)(1923-)

 

また、利休には多くの弟子があり、利休の死後これらの弟子たちも、千家を中心にしてそれぞれ一流を始めました。薮内、遠州、石州、不昧、不白など、今に残っているものだけでも十指に余ります。