現行の医療保険制度では、老人医療の自己負担は月額固定で 1020円です。
・変更後
変更後は、通院1回あたり500円となります。通院数のカウントは診療科毎に1回で、上限が月4回2000円となっています。この4回も科毎に4回までです。
したがって、このケースでは定額負担の部分で、500x4 + 500x1 = 2500円です。
変更後はこれに薬代が新たに加わります。
内服薬の場合、1処方当たり、1種類一日0円、2〜3種類一日30円、4〜5種類一日60円、6種類以上一日100円の追加負担が課せられます。
外用薬は量に関係なく1種類50円、2種類100円、3種類以上150円、頓服薬も回数にかかわりなく1種類10円です。
途中で内服薬が追加・変更されている場合、薬代の計算は一層煩雑になります。かぜ薬のような臨時の薬が追加されている期間は、その薬も含めた薬剤数に対して追加負担が課せられるためです。ただし、この例ではもともと6剤以上の薬剤が使用されているため、薬剤追加による自己負担の変化はありません。
実際の薬代の自己負担分は次のようになります。100x42 + (50 + 50) = 4300円です。
よって、トータルの自己負担額は、2500 + 4300 = 6800円です。
以上の試算は最終決議案によるものですから、1997年9月からは実際の負担額となります。このケースでの政府原案での試算、衆議院修正案での試算も、それぞれご参照ください。