木暮正美
健康って何でしょう?〜その6〜今回は健康になる為の呼吸法を調べてみました。古来正しい呼吸によって健康を保とうという試みは多くなされており、その多くは腹式呼吸を勧めています。普段我々が無意識に行う呼吸は、これに対して胸式呼吸と呼ばれ、努めて呼吸しない限りは殆どこちらで呼吸しています。これは肋骨、及び助間筋を主に使用します。この時に横隔膜(胸とお腹の境になる筋肉による膜)も同時に動きますが、主役ではありません。この横隔膜を主役に使って呼吸する方法が腹式呼吸です。更にこの腹式呼吸でもお腹全体を使うのではなく、丹田(たんでん)を使って呼吸する方法が勧められています。丹田は臍下丹田(せいかたんでん)とも言われ、おヘソの下にあるお腹に力をいれようと思っても入らない場所です。下腹に力を入れてみてください。次に手で正中線に沿って押してみて下さい。この時に一箇所力が入らない場所があります。ここが丹田です。この丹田を思いきり前に押し出しますと自然に胸に空気がはいってきます。 逆に今度は、丹田を思いきり背骨にくっつけるくらいのつもりで、へこませますと、息は胸から出ていきます。これが腹式呼吸の正しいやり方です。時間がある時、ふと思いついた時、この呼吸を繰り返しますと、普通の呼吸とは少し違った、何となく体に力が満ちてくる感じがします。気持ちを落ちつけたい時、これから何かをしようとする時、ほんの数回だけでも効果があります。試してみて下さい。
(次号につづく)(前号を参照する) |