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センセイの鞄 川上弘美(平凡社) 四十歳の月子さんは、サトルさんの店でお酒を飲んでいるときに、高校の時の国語のセンセイに会う。松本春綱。 センセイは月子さんの名前を調べて声をかけてきた。それからたまに一緒に飲むようになった。 花見の宴でセンセイが美術の美人の先生と仲良くしている時、月子さんは同級生の離婚して今は独身の男と一緒に帰ったりした。 旅行に誘われたりもした。 センセイは月子さんを旅行にさそった。元妻の墓のある島だった。月子さんはちょっと怒ったが、夜、一緒に俳句を作ったり、同じ布団で寝たりした。 月子さんがセンセイに好きだと告白してからもセンセイはセンセイのままだった。 月子さんはあきらめて恋を枯死させようとしたが、センセイが風邪をひいたと聞いて訪ねてしまう。 センセイは月子をデートにさそう。鎌倉時代の書を見た後、ベンチでセンセイは恋愛を前提におつき合いしてくれと告白する。 センセイは携帯電話を持たされる。一回だけセンセイからかかってきたことがある。その日二人は結ばれた。 出会ってから3年。正式につきあってから1年。 センセイは遠くへ行った。 月子さんはセンセイの鞄を形見にもらった。
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