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だじゃれのある風景
この顔にプーンときたら110番 息子の学校では、榛名湖で2泊3日のホームルーム合宿をすることになった。 生徒同士が力を合わせて一つのことに取り組み、親睦を深め充実感を得るという目的で、現地では「カッター」をすることになった。 その練習を事前に学校でするという日に、息子はカッターナイフを持って行って恥をかいた。 カッターとはもちろんナイフのことではなく、大型の手漕ぎボートのことである。 夕食時に息子が笑いながらその話をすると、親父がすかさず、 「バカだなあ、榛名湖でカッターといえばあれに決まってるじゃないか、俺はすぐにプーンときたぜ」と言った。 「ピーンときた」というべきところを「プーンときた」と言い間違えたのだ。 その後、その場にいただれもがご飯を吹き出して食卓が修羅場と化したのはいうまでもない。 しかし、よくよく考えてみると、怪しい人物を見たときには、 「あの人は何かくさい」という表現をする。 その場合、「ピーンとくる」より「プーンとくる」のほうが適切ではないだろうか。 |