表紙オカルト研究


 17  願えばかなう エイブラハムの教え  エスター・ヒックス + ジェリー・ヒックス

序 そこは「たましい」と呼ばれることもあるが、エイブラハムはそこを「ソース(源)」と波動でつながる場所」と呼ぶ。

あなたは思考の力で、この先端の場所から自分の世界を想像し続けます。

願望も信念も思考にすぎません。「求めよ、さらば与えられる」のです。
求めるとは、関心を向け、欲し、望むことです。言葉はいりません。
あなたの中で「望む」「あこがれる」「価値をみとめる」などと感じればいいのです。その願望がすべての引き寄せの始まりです。

感情というサインに注意すれば、今経験していることや、これまで経験してきたことを正確に理解できるようになります。

あらゆる思考は波動を発し、それと一致する波動を引き寄せます。この流れが引き寄せの法則です。

望むものと波動を調和させるいちばん簡単な方法は、それがすでにある状態を想像し、それがあなたの経験にすでにあるがごとく振る舞い、その経験を楽しんでいる状態へと思考を向けることです。

(心配とは、想像力を働かせて、起きてほしくない何かを創造することです)

あらゆる出来事は、自分の思考が招いているのだ。

宇宙の無常の幸福が絶え間なく無限にあなたの経験へと流れるように許可する。
生まれながらの能力を再発見してください。

「許可する技」と呼んでいます。

たった今あなたが送信している波動の影響は宇宙全体に及びます。

ある思考から意図的に関心をそらすには、別の思考に関心を向ければよいのです。

関心の対象が本当のあなたと同調していれば、「いい気分」という形で、思考との調和を感じます。

感情は瞬間ごとにあなたという存在の波動の中身を示す指針です。

感情はソースとの同調の程度を示します。

<願望を現実化する三つのステップ>
 1 求める
 2 答えが与えられる
 3 与えられた答えを受け入れる、すなわち許可する。

たとえば、何かに感謝するとき、また他人や自分を愛するとき、あなたの波動は本当にあなたと一致します。

自分を波動の存在として受け入れる。

<常に至福を求めなさい>
ソースエネルギーとしっかり同調していれば、無常の幸福は確実に訪れます。

あなたの仕事は、実現することではなく、求めること。

どんなことであれ、いい気分になる思考を選ぶ。

あなたは意図的に自分の人生や想像をコントロールしようとしていました。
しかし、他者の創造をコントロールしようとは思いませんでした。
多様性はあなたを脅かしたりせず、むしろ刺激を与えてくれました。
なぜなら、あなたは多様な環境に置かれることで、あなたの内に明確な方向性が生まれ、たとえ他の人が別の選択をしても、あなたが正しくて彼らがまちがっている、もしくは彼らが正しくてあなたが間違っていることにはならないと知っているからです。
<最も簡単な決意表明>
私はいい気分になりたいので、気分のいい思考を選んで気分がよくなるように心がける。

人生の基本は自由であり、人が生きた結果が成長です。
ですが、人生の目的は喜びです。
大事なのは、願望の実現ではなく、その瞬間にあなたがどう感じるかでした。

人や自分に感謝する行為は、ソースエネルギーにもっとも近い波動を放ちます。

あなたは他人の人生を創造する力はありません。

<引き寄せの作用点を改善するためのプロセス>
 1 感謝する
自分の気分がよくなる以上に重要なことはないと決意すれば、また、今日は感謝する対象を意識して探そうと決意すればあなたが関心を向けた対象が感謝の気持ちをもたらしてくれる。

 2 魔法の創造の箱
 「この箱に入っているものはすべて存在する」と書く。
 願望の対象画像の切り抜きを入れる。

 3 創造のワークショップ
 紙四枚に望むこととその理由を書く。
 ①私の身体
 ②私の家
 ③私の人間関係
 ④私の仕事

 4 仮想のシナリオ
 何らかの場面を頭の中で意図的に活性化します。
 すると、その場面と一致する波動が放たれます。
 頭の中で楽しい場面を思い描く練習をすれば、いい気分の波動があなたの新たな感情の現在地点となる。
 ビジュアル化したイメージは実現する。

 5 成功のゲーム
 架空の架空の預金口座を開く。
 一日目10万円預けて10万円使う。
 二日目20万円預けて20万円使う。
 ・・・・
 300日目、3000万円預けて3000万円使う。

 6 瞑想
 心が静まれば何も考えない。すると抵抗がなくなる。

 毎日宣言する
 「いちばん重要なのは、私の気分がよくなることです。私は今日、いい気分になる方法を見つけます。瞑想で一日を始め、ソースエネルギーと自分を同調させます。一日中感謝する機会をさがし、一日中自分をソースエネルギーへ戻そうとします。ほめる機会があればほめ、批判の機会があれば黙って瞑想します。批判したくなったら、うちの猫を呼んで、気分が変わるまで猫をなでます」

 7 夢を評価する
 私は身体をしっかり休め、元気を回復して目覚めます。夢に現れたことに重要な内容があれば、目覚めた時に思い出します。
 その夢を見た時、どんな気分だったかが重要。
 いい夢なら、思考が願望の実現へと向かっている。

 睡眠中のあなたは、見えない世界のエネルギーに戻って会話しています。(言葉でなく波動による会話です)そして、目覚めてから、思考のかたまりを物質世界の言葉に翻訳するのです。

 夢はこれから起こることの予告のようなものであり、夢の内容を評価すれば、引き寄せの作用点が判断でき、以前からよく見る夢が実現してほしくないものならば、状況を変えるための対策が取れます。

 8 プラス面を記すノート
 一日目は20分。2日目は短くてよい。
 いつも気分をよくしてくれる人の名や物とその説明。

 あらゆる物事のいい面を探しなさい。
 現実は自分で創造できる。創造する現実を選ぶ。

 9 シナリオを書く
 作家になりきり、書いたことがそっくりそのまま演じられるつもりになる。
 自分を主人公とする。次に他の主要な登場人物を特定し、筋書きを書く。

 10 仕事のリスト
 ノートの左側に今日の仕事、右側に宇宙にまかせる仕事を書く。

 抵抗しなければ、物事は時間をかけずに実現する。
 何が欲しいかを宇宙に繰り返し伝える必要はなく、一度伝えれば十分です。
 ですが、願望について話し続ければ願望はより明確になります。

 11 節目ごとの意図確認
 すでにある状態を変えるより、よりよい未来を創造するほうが抵抗が少ない。

 自分のことを「感じたままにいつでも引き寄せる磁石」とみなす。

 「この節目の経験に私が求めるものはこれだ。私はこれを求め、期待する」と一日に何度も作業を中断して口にする。

 12 そうだったら、いいよね
 仲間と最高の時間を過ごせたらいいよね。・・・と心に思う。
 すぐに効果を期待しない。

 13  いい気分の思考はどれ?
 あなたの思考はあなたと関わりのある人々の行動や物事を変えます。

 正しいか間違っているかではなく、どちらが気分がいいか。

 今すぐでなくても、できるだけ早く、これとこれをする。

 14 部屋を片付ける
 箱に番号をつける。
 さしあたって必要か否かを考え、必要なら戻す。必要でなければ箱に入れる。

 15 一万円札の入ったお財布
 一日の間で一万円で買うものを想像する。
 豊かさを引き寄せるには、ただ豊かだと感じればいい。

 16 思考を反転する
 いやな感情がわいたら、うれしくない何かを引き寄せています。「私が望むものは何だろう。私は気分をよくしたい」と口にする。

 17 いい気分の思考に変える。
 願望を列挙する。

 18 感覚の沸く場所を見つける

 19 お金の流れをよくする
 お金はエネルギー
 あなたの本来の役割はエネルギーを活用することである。

 成功とは欲しいものをすべて手に入れることではない。いつまでも夢を持ち続け、夢の実現に際していい気分を味わうこと。

 豊かさは獲得するものではなく、許可するもの。

 20 宇宙にまかせる

 21 健康を取り戻す
 私の身体が健康であることは自然なことだ。
 病気を手放せばいい。

 私は信頼できる存在にすべてを任せる。
 身体とソースがつながれるようにリラックスする。
 この痛みは症状の改善を示しているので、私はリラックスして痛みを感じる。

 あらゆる死は、存在の波動が頂点に達することでもたらされる。

 22 感情のスケールを上る
 気分のいい状態や感情を目指せば、望むものは何でも、あとからついてくる。

 宇宙は言葉に反応するのではなく、常に感情に伴う波動に反応している。

※ 感情のスケール(リスト)
1 喜び、気づき、力がある感覚、自由、愛、感謝
2 情熱
3 熱意、意欲、幸福
4 前向きな期待、信念
5 楽観的な姿勢
6 希望
7 満足
8 退屈
9 悲観的な姿勢
10 不満、いら立ち、焦り
11 打ちのめされている
12 失望
13 疑い
14 心配
15 非難
16 落胆
17 怒り
18 復讐心
19 嫌悪、憤り
20 嫉妬
21 不安、罪悪感、自信喪失
22 恐れ、悲しみ、うつ、絶望、無力感

少しでもより気分のいい感情に達することが目標です。