表紙オカルト研究


 22 死後の人生を知ると人生は深く癒される

    マイケル・ニュートン

魂の成長レベル

若い--------------------------------->成熟(心の気づきの階層)

白 オレンジ 黄 緑 青 紫

人生で真に重要なことは、どのように生きるか、そして他人とどう接するかである。


夢の働き
1 マインドクリーニング

2 スピリチュアルな夢(ガイド、ソウルメイト関与)

水晶はエネルギーバランスをとることで、思考を高揚させる効果がある。

シャーマンはこの水晶を使って、私たちの波動パターンを宇宙エネルギーと同調させる一方で、負のエネルギーを排出させる。 

肉体へもスピリット世界へも帰りたがらない魂がいるというのは本当ですか。

本当です。タイプは違いますが。

しかしどちらのタイプも亡霊になって人々を悩ますのではなく、ただ一人でいたいだけなら、彼らを迷える魂と呼ぶべきではないですよね。

そうですね。迷える魂とは異なります。彼らにはやり残したこと、抗しがたいトラウマ的なことがあり、新たな流れに乗れないんです。彼らはあまりに不幸に感じていて教師とも話そうとしないのです。

彼らが抵抗したとしても、ガイドはなぜスピリット世界へと連れて行かないのでしょうか。

何かを強制されると、たとえそれが正しいことでも、魂は心を閉ざしてしまいます。

ではこの世に戻りたがっている魂に、なぜすぐ肉体を与えないのでしょうか。

混乱したままの魂を転生させたら、人生が始まったばかりの赤ちゃんに不公平だと思いませんか。魂は一人でいる権利がありますが、いずれは助けを求めてくるはずです。新しい肉体だけをもらってもうまくいかないんです。

亡霊にもなりたくない、スピリット世界にも帰りたくない魂はどこへ行くのでしょうか。

(気の毒そうに)人生の記憶から、自分だけのリアリティーを作りだします。庭園のような快適な場所に住む者もいますが、他人を傷つけた魂などは窓のない牢獄のような空間をつくり、自らをそこに閉じ込めるのです。光もなく誰かと会うこともありません。こうして自分自身を罰するんです。

混乱した魂や悪に手を染めた魂は、スピリット世界で隔離されると聞いたことがあります。

そうですが、少なくとも彼らは、愛や気遣いによって癒せてもらえます。

ガイドは自分で自分を罰する魂たちをどう扱うのですか。

彼らが我慢の限界に達するまで待ち続けます。これはガイドにとっても試練となる難題です。彼らの心はネガティブな思考で埋め尽くされているので、まともに考えられないのです。彼らを助けるには、何度も何度も救いの手を差し伸べてあげるしかありません。

ガイドはそれぞれ独自の説得技術をもっていますよね。

もちろんです。熟練度は違いますが、その魂が孤独から抜け出したいと助けを求めてくるまで接触しないガイドもいます。一方で何度も訪れて雑談する魂もいます。

最終的には、さまざまな形の励ましによって、あるいは説得によって、全員が何らかの形で解放されると。

 

悪霊は存在しない

1ほとんどの場合、恐れには何の根拠もありません。

2ときどき亡くなった肉親が接触してくることがあります。ある混乱した被験者は、故人からの慰めと愛を誤解していました。送り手と受け手のコミュニケーションが失敗することもあります。魂はお互い同士のテレパシーはスムーズにできても、生きている人との交流には苦労することもあるのです。

3ごくまれに混乱した魂が、未解決のカルマの問題を抱えているために接触してくることがあります。

4子供のころに受けた感情的、肉体的虐待のために、虐待する大人は全面的な支配力をもつ邪悪な力の代表者だという感情が作り出されます。

5多重人格者

6地球周辺の電磁場の活動が周期的に高まると、精神状態が不安定な人の脳に混乱を生じることがあります。

 

精神病質者の研究によれば、彼らは何の自責の念もなく他人に苦痛を与え、その快感が彼らの心の空虚さを満たすのだそうです。社会的不適格者にとっては悪を行うことがパワーや支配の源となるのです。強い憎しみは不愉快な現実を忘れさせてくれます。こうした歪んだ心が彼らにささやきます。「人生なんて何の価値もない。それを他人から奪って何が悪いんだ」と。

 

魂は困難な時期には肉体から離れていることがわかりました。自分がその肉体に属していないと感じるものすらいます。

 

自己発見という観点から見ると、魂は自分の性格に合った肉体を選ぶこともあれば、合わない肉体を選ぶときもあるのです。

 

私たちの思考や感情は、脳が危険信号を発したときに放出される化学物質に影響を受けます。「闘うか逃げるか」というメカニズムは、魂ではなく原始的な脳から生まれます。わかりやすくいうと本能によるものです。魂は思考や感情をコントロールできますが、機能不全に陥った脳を制御することはできません。こうして受けた傷跡が肉体を離れた魂に残っているのです。

魂に危険信号がともるのは人間の異常さへの統制能力を失い、多くの生で肉体と調和できずに暴力的傾向を示すようになったときです。

こうなると魂は前の人生の課題を克服しようと、ドミノ倒しのように同じタイプの肉体を求めるようになります。魂には自由意志がありますが、人間の心の一部だったわけですから、混乱した人間を統制できなかったことへの責任は免れません。

 

修復には強力な荷電ビームを用います。それはとても難しいんです。自分の波長を正しい配列で崇高な魂の波長に同期させなければなりませんから。

ではマスターと直接つながるのですね。

ほかにも純粋なエネルギーの源泉はありますよ。

 

この世で本当に残忍で非道な魂の一部はハイブリッドなんですよ。

 

彼らが人間世界に戻りたがらなければ、そうした魂は救いようがない魂の道を歩みます。その場合、彼らのエネルギーは拡散されます。バラバラの小片にしてしまうんです。

古いエネルギー一割に対し、特別に用意された新鮮なエネルギー九割を混ぜ合わせます。

 

レイキは古代から伝わる手を使ったヒーリング法です。エネルギーの損傷状態を調べ、エネルギー場に生じた亀裂を埋めながら調整していきます。

 

ヒーリングの秘訣は意識的な自己を捨て去ることです。そうすることで自由なエネルギーの経路をふさぐ要因を排除できるのです。私が目指しているのは、患者のエネルギーと溶け合い、その肉体の最良の状態を引き出すことです。これには技術だけでなく愛も必要です。

 

魂はみなスピリット世界にエネルギーの一部を残してきます。

私たち人間が百パーセントのエネルギーを持ち込んだら、その脳の回路は焼き切れてしまうでしょう。

百パーセントの覚醒は逆効果になります。エネルギーが分割されなければスピリット世界の記憶はすべて保持され、この世に転生してくる意味がなくなってしまいます。

進歩した魂のエネルギーは少量でも純度が高く精力的です。若い魂が多くのエネルギーを持ち込まなければならないのは、エネルギーの室が低いからなのです。

 

次の人生を検討するとき次の肉体がどのくらいエネルギーを必要とするかアドバイスを受けますが、最終的な判断は自分で行います。ほとんどの魂は仲間たちとの時間が至福の喜びなので、できるだけ多くのエネルギーを残していきたいと考えるのです。

 

自殺する魂

私が知るかぎり、安楽死を選んだ魂には失敗や罪の意識はありません。

自殺する可能性のある魂

@    地球に転生して間もない若く敏感な魂

A    成長レベルに関係なく地球へ来る前に別の惑星に転生していた魂

B    レベルV未満で、生まれてからずっと地球に転生しているが、現在の肉体とはうまく融合していない魂

 

肉体は健康なのに自殺してしまう魂は前世での契約を中断してしまったために、ガイドやグループ仲間の目には多少傷ついているように見えます。機会を生かせなかったので自尊心を失っているからです。

 

人生は贈り物であり、その肉体の選択にも多くの存在の配慮がこめられているのです。私たちはこの肉体の管理者であり、そこには聖なる義務と責任があります。それを契約と呼びます。

 

オーラの色彩分布

1 白 純粋、明晰、活動的

2 オフホワイト 霊妙、信頼、柔軟

3 白と赤みがかったピンク

4 白みがかった明るいオレンジ〜黄色 活力、衝動的、開放的

5 黄色 保護、強さ、勇気

6 濃い金色 緑がかった金色

7 緑色 茶色がかった緑色 癒し、養育、慈悲

8 明るい青色 緑や茶色がかった金色が混じった青色 知識、許し、啓示

9 濃い青色

10 紫がかった濃い青色

11 紫色(アセンデッドマスター) 英知、真理、神々しさ

 

病気を治す瞑想法

1 最初に心を鎮めます。そしてあなたを傷つけた人たちを許しましょう。五分間の浄化をします。病気への不安も含めて、すべてのネガティブなエネルギーを黒い点として視覚化します。そして頭の上から爪先まで掃除機をかけるように、黒い点を吸い取るとイメージしてください。

2 次に頭上に明るい青の光輪をイメージします。これは助けを求めればいつでも駆けつけてくれるあなたのガイドを象徴します。そしてさらに五分間、呼吸を数えながら集中します。安らぎを吸い込み緊張を吐き出すイメージをし、呼吸と体のリズムを調和させましょう。

3 ここで自身の高次意識を、肉体を守る白金色の風船としてイメージします。心の中で、「どうぞ私の不滅の部分が私を死から守ってくれますように」と祈りましょう。そして最大限に集中します。風船から純粋な白い光を取り出して、肉体の各器官へパワービームとして送り出します。白血球は免疫システムの象徴ですから、それが泡のように体中をめぐり、真っ白な泡が黒い癌細胞を攻撃し消滅させるイメージをします。

4 化学療法を受けている人は治療を助けるラベンダー色の光を思い浮かべ、赤外線ストーブのように肉体の各部分へと投射しましょう。これは英知とスピリットパワーを象徴する神聖な色です。

5次に癌で傷ついた細胞を癒すために緑の光を送り出します。この緑に、愛情深いガイドの青を混ぜてもいいでしょう。自分の陰っている部分を緑の液体が内面から修復していく様子をイメージします。

6 最後のステップで、心の強さを保ち、弱った肉体に勇気を与えるために、再び青の光輪を思い描きます。それを肉体の外まで防御シールドとして拡張させましょう。この愛の光のヒーリングパワーを内側と外側で感じましょう。自分が一時停止しているイメージをしながら、心の中で「治る、治る」と何度も繰り返して締めくくります。

 

魂エネルギーの形を考えるうえで最初に浮かぶ疑問は「どれくらいのエネルギーをスピリット界に残してきたのか」ということです。残してきた分量は魂の活発さや静かさなどと大いに関係があり、エネルギーの明るさ暗さにも関係してきます。しかしエネルギー量に関わりなく魂の性格や能力や気分すべてはエネルギー状態を反映し、それらは多くの人生を経て変化する要素なのです。

 

個性が尊重されるのは、魂はみな唯一のもので、それぞれの特徴がグループの他者を補完する役割をもっているからです。私たちは共通性だけでなく、その差異ゆえに魂グループに割り当てられているのです。

 

肉体は魂の外向きの姿ですが、魂の自己を全面的には体現していません。人間に生まれた魂は自分自身を、人生という舞台に立った仮面をつけた役者だと考えます。

 

賢者から「バス停にいた女性のことを覚えていないのですか」と言われ、覚えていないと答えました。すると心にイメージが送られてきて、その光景がよみがえってきたのです。バス停に一人の女性がいました。私は職場へ向かう途中でしたが、突然その女性が泣き出したのです。大恐慌の時代で人々は困窮していました。私は思わず彼女の肩に手をまわし慰めました。なんてことだ。賢者たちはこれに興味があったのか。その女性とはほんの数分一緒にいただけなのに、そんな・・・・

これまでずっと慈善活動や寄付をしてきたのに、なんでこんなつまらないことを・・・。

 

きっとちょっとした思いやりが大切なのだと伝えたかったのでしょう。

たった数分の出来事は人生では取るに足らないことに思えるかもしれませんが、スピリット世界ではどんな些細な善意でも必ず評価されるのです。

長老のかけているメダルは、魂の苦難、目標、成功、未達成の象徴で、宝石の色はそれを身に着けている長老や魂のガイドにも関係してきます。

メダルのデザインには魂の特質や実績、目標が反映されていて、もし私たちが目標をわすれたりしているときには、絵柄を見せて警鐘を鳴らすのでしょう。

 

渦巻は生命の源泉を意味する。

欠けた月は成長のシンボルです。月が満ちていくように高次元の自己へと成長していくのです。

 

私はこの人生で不治の痛みに苦しむ肉体を自ら求めました。痛みで苦しむ体験をすれば、ヒーリング技術の向上につながると知ったからです。継続的な痛みは、たとえそれがわずかでも、ヒーラーにとってはチャンスなんです。

肉体の痛みの波動レベルの実験ができます。エネルギーをどう調整すれば痛みが軽減するのかを学びます。

 

死後の再会場面において

父です。みんなの後ろに隠れて私を避けています。

お前には父親として厳しすぎた。そんなはずじゃなかったのに。もう私の手には負えなくなってしまったんだ。と言いました。

彼の魂は父のようなアル中の男ではありませせん。彼の中の善良さが表に出てこなかったんです。自分の肉体がもつ強迫観念をコントロールできなかったんです。

確かに彼は感情的で暴発しやすい肉体に宿ることを希望しました。私に課題を与えるというだけでなく、彼自身、攻撃的な肉体を抑えられるかどうかを試したかったのです。それがうまくいかなかったことを彼も認めています。

この二度の人生であなたの主なレッスンは何だったんでしょう。

どんな困難な境遇でも、自分のアイデンティティを失わないことです。

 

カールの息子としてのアイデンティティを彼に伝達して、一方カールも父親としてのすべての記憶を私へと送るのです。私のグループではこのやり取りを「苦渋の一杯」と呼んでいます。

交換は短時間ですが完璧です。私たちはすべての試練や重荷、痛みと怒り、あらゆる衝動を他人の立場から知ることができます。相手になりきりますからね。

 

レイに対するカールのように極端に難しい親に育てられたなら、次のように自問してみるべきです。「自分はこの人から何を学んだのだろう。もしこの人が自分の人生にいなかったら、身につかなかっただろう知恵は何だろう」と。

 

変容の空間

ここでは痛みを吸収しないように自分のエネルギーの操作を学ぶのです。思いやりのエネルギーベルトはプールのようなもので、そこに入ればその一部になることができます。

 

動物の魂はエネルギーが小さく、人間の魂のように複雑で多面的ではありません。動物の魂は自我に動かされていないことです。彼らは私たちのように、自分は誰かというアイデンティティの問題で悩みません。また人間のように自然をコントロールしようとせず、それを受け入れて調和しようとします。

 

エネルギーを彫刻したり生命体を創造したりする作業はレクレーションとは見なされず、課題志向のクラスの教育の一環ですが、それが遊びの時間と重なることはあります。

 

魂を高揚させるという点において音楽は地球上で知られるどんな伝達媒体にも勝る。

 

音楽がエネルギーを揺り動かし、ほかの魂たちと唱和し調和することで、魂が新たな心のレベルへと導かれるのです。

 

スピリットのゲームはルールを簡単には定義できません。遊びながら競う要素はありますが、誰かが勝って誰かが負けることを想定したものではないのです。ガイドはエネルギーの使い方や機敏さ、思考伝達を練習する手段としてゲームへの参加を勧めます。

 

より進歩した魂の場合などはエネルギー訓練に没頭しているので、ゲームをしている時間などない。

 

肉体の鎧の最後の一枚を脱ぎ捨てて、準備が整いました。

怒りを抑えられずに私を傷つける人たちでさえ信頼することを学ぶのに何百年もかかりました。これが最後の高いハードルでした。

魂の強さではなく感情に同化してしまい、他者との付き合いに自信がなくなりました。他人よりも劣っていると思うようになりましたが、そうではなかったのです。

傷と痛みの深淵を渡るには肯定的なエネルギーが必要でした。もうどんな苦境にあろうと、アイデンティティの問題でエネルギーを消費しません。

自分が試練を乗り越えて強くならないかぎり、どうして他者を教えられるでしょうか。

 

ガイドも現在の地位に就く前は、私たちと同じだったのです。私たちはさまざまな肉体を与えられますが、どれもみな不完全です。一度の人生にすぎない肉体に執着するのではなく、魂の自己の進化に集中するのです。そうすることで他者と結びつく能力が向上していくのですから。

 

未熟な魂が混乱した人間の頭脳と共存するために問題行動を起こし、そのような条件下では正しい選択をしようとする自由意志も抑制されるでしょう。しかし、スピリット世界では宿主の肉体を理由にした言い訳はできないのです。

私たち全員にとっての解決策は進化のプロセスをたどり続け、自分自身を向上させることです。

 

調整者の魂

人々のために地球の不調和なエネルギーを調整することを学んでいます。

自然災害の破壊的影響を緩和します。

調整者は何が起きようとも自然力には干渉しません。

困惑した人たちが生み出す巨大なエネルギーを中和させて、人々の復興を支援するのです。

私たちは苦しみの原因を作る人々の心に立ち入ることはありません。

精神病質者の心は理性が働きません。私は世界的出来事を左右できる人間の周囲で、肯定的エネルギーを維持拡大する訓練を受けています。

私は地球で日々作られる人間の負のエネルギーを拡散し、再編成することを習っています。

最終的には破壊的エネルギーの巨大な塊を除去するのが目標です。

 

免疫システムの問題はハイブリッドの被験者によくみられる症状です。彼らは人間身体の経験が少なく、かつての世界から多くの地球外の痕跡を持ち越しているため、好ましくない影響を受けやすいのです。

 

探究者の魂

人間の脳でもっとも困ることは、衝動的な行動です。思考を伴わない肉体的反応や、品格の劣る連中とのかかわりも心配です。裏切りとか耐えられません。

 

音に関しては、自分のエネルギーを各次元の波長に同調させることが前提ですので、とても複雑でまだ完全には把握できません。紫、青、黄、赤、白といった色は、私が旅する次元のエネルギー粒子の光と密度を表しています。

 

運命とは何千年にも及ぶ無数の転生の総計。そのすべての人生で私たちには選択の自由がありました。現在の人生は好ましいものも好ましくないものもすべて過去の経験の表れであり、これまでの選択の産物なのです。

 

地球の重要なレッスンとは、人生で、世の中や自身の中にある否定的な力に打ち勝って、その努力によって強くなり、さらに前進していくことです。

 

自分で責任を引き受けることができるなら、どんな大惨事の後でも人生を立て直す自由があるのです。

 

記憶喪失が自由意志と自発的決定を可能にし、映写室で見た光景の無意識のフラッシュバックに縛られなくなります。

 

魂として人生を選び、自由意志によって人生に変化を引き起こすことができる、ということが分かっているなら、回復する見込みが亡くなり、人生が生きるに値しなくなったのであるなら、私たちには間違いなく死を選ぶ権利があるのではないでしょうか。人間としての尊厳を保てなくなった状態が長く続くことは、だれも意図していません。

 

私の修練と信仰は称賛に値し多くを学んだことは確かだが、何世も同じことを繰り返していては停滞してしまうということです。

そろそろバランスを回復すべき時期にきているということです。

 

親子関係には必ず過去生のカルマ的な因果関係が関与している点に留意してください。

 

魂が胎児との複雑な融合を三か月以前に始めない理由は簡単です。この段階では脳組織がまだ十分に発達していないのです。

 

胎児は不滅の魂のアイデンティティが宿っていなくても個体として生きています。

 

肉体の心と魂の心の協力関係が、全体としての人間をこの世界へと送り出しますが、幼少期の早い調整段階ではスムーズにいくこともあれば、多くの障害に見舞われることもあります。

人生では魂と肉体が密接に絡み合っているので、その二面性が私たちを混乱させます。

 

自我エゴは「自己セルフ」と定義され、経験が集積される霊魂の実体と見なされてきました。この心サイキが魂を特徴づけますが、一方で脳に所属する自我があり、それは行為と反応を支配する五感を通じて外側の世界を経験します。

ある意味でここでは二つの自我が働いていて、魂と新しい赤ちゃんの脳は二つの別々の独立した存在として連携を始めるようです。

 

母親の胎内に入ると赤ん坊の脳にそっと触れます。流入し、探し、確認し、調べるとすぐわかるのは、その脳が魂と心の合体に安定した航海を約束してくれるか、波乱の多い船旅になるかということです。

 

人生でやりたいことが山ほどあっても自分と必ずしも相性のよくない赤ちゃんとうまく一体化できなかったら、人生のペースは落ちてしまう。

 

肉体と魂の組み合わせにはカルマ的な理由があります。また高い知能は進歩した魂の表れではありませんし、若い魂に問題を押し付けるのは低い知能ではなく、混乱した理性的でない心なのです。

 

自分の波動レベルと能力を、子供の脳はの自然なリズムに合わせます。宿主は私に感謝しているはずですよ。経路を通過する思考スピードを改善したんですから。

 

子どもが「君は誰?」

と言ったら、「友達さ、遊びに来たよ。君と一緒になるんだ」と答えます。

胎児は「君が来て、自分は何になるのだろうか」と考える。

私たちは魂としてやってきて、子供の人格に深みを与えます。私たちがいなかったら、彼らは未熟な果実のままでしょう。

 

完璧な融和を実現するために、自分の肉体に支援者の立場で六歳までは話しかけてコミュニケーションをとり続けます。

 

幼い子どもがまるで空想の遊び相手がいるかのように話すことがありますが、その相手が彼らの魂なんでしょうか。

そのとおりです。幼い時はガイドも一緒に遊んでくれます。

 

プラトンは輪廻転生について次のように記しました。

「魂は、新たな生に向かう前に忘却の川レーテーを渡らねばならない。そしてその水を飲みすべての記憶を喪失してから次なる生に向かうのだ」と。

 

人間にこれほど多様な薬物が普及したことはかつてありませんでした。こうした精神を変容させる化学物質は、その心に霧をかける作用によって魂を肉体に閉じ込めてしまいます。

魂のエッセンスは、化学物質の中毒になった心を通じては自分自身を表現できません。

 

精神の内在を信じる人は日々自分が「全体ワンネス」の一部であることを感じているのです。スピリチュアルな洞察は静かに内省的に、そして気づかないうちにやってきて、力強い思考となって表れます。

 

人間の心を高揚させるには意識を拡大させるとともに、自分の犯した過ちを許さねばなりません。私たちの心の健康には、自分自身や人生途上で出会った窮地を笑い飛ばすことが欠かせないと思っています。