表紙オカルト研究


超自然になる  ジョー・ディスペンザ

 

自分で瞑想する場合には、BGMをかけることをお勧めする。最も望ましいのはボーカルのないもので、スローテンポでトランス状態へ誘うようなもの。あなたを思考から遠ざけ、過去の記憶を喚起しない楽曲を選んでほしい。

 

瞑想の習慣は、あなたの意識を集中させ、脳波を変化させて自律神経系のOSに作用する態勢を作ることに役立ってくれるはずだ。その領域に入れば、あなたを癒し、健康と調和を維持し、エネルギーレベルを上げて人生を確実に向上させるためのプログラムをOSに組み込むことができる。

 

瞑想の導入部に多く使われる呼吸法によりあなたのエネルギーが変化し、体内に電流が巡り、あなたの体の周囲にパワフルな電磁場が形成される。

ほとんどの人は長年にわたり同じような思考、行動、感情を繰り返してきているため、彼らの体は脳の代わりをするようにプログラムされている。

 

松果体は受信した波動と情報を鮮やかな画像や映像に変換するアンテナだと考えてほしい。松果体を活性化すると、五感を感じる器官を一切使うことなく極めて感覚的な経験ができるようになる。

 

プロジェクトコヒーレンス。

同日の同時刻にたくさんの人々が一斉に同じ瞑想をして心臓のコヒーレンスを実現する。

すごい人数の集団が全員で高揚した感情を作り、そのエネルギーに「人々の人生が豊かになれ、健康な体になれ、未来の夢が現実になれ、そして奇跡が日常茶飯事になれ」という意図を載せて放つ。

世界を変えるために地球レベルでの瞑想を始めるときが来たと確信した。

この惑星を癒し、そこに生きるものたちを癒すために。

 

体を新しい意識に馴染ませるための瞑想

まず椅子にまっすぐ座り、両足をぴったりと床につけるか、床に蓮華座を組んで座ってみよう。枕をお尻の下にあてがうといい。両手は組まずに膝の上に置く。目を閉じたければ閉じてもいい。

準備ができたら、骨盤底筋(セックスや排せつに使う筋肉)を引き締めて持ち上げよう。呼吸は止めずに、自然に呼吸しながらやってほしい。その筋肉を絞れるだけ絞り、そのまま5秒数えたら緩めてリラックスする。もう一度同じように絞れるだけ絞り、5秒数えたら緩める。さらにもう一度、合計3回同じことをする。

次に骨盤底筋を絞りながら、下腹部の筋肉を引き締めてみよう。下腹部を持ち上げるようにして、下部2センターを押さえ込む。そのまま5秒おいてから力を抜く。同じ筋肉を持ち上げ、固定して絞る。5秒そのままにしてから脱力する。これをもう一度繰り返す。普通の呼吸をしながら行うことを忘れずに。

次に骨盤底筋を締め、同時に下腹部も締めながら、今度は上腹部の筋肉も引き締める。下部3センターを同時に締めて、体幹を絞っている状態だ。その筋肉を全部緊張させた状態で5秒数えてから力を抜く。続いて今度はさっきより強く絞り5秒数えて脱力。3回目も同様に絞り、さらに強く引き締め、絞ってみる。5秒キープしてから脱力する。

指を頭頂部に持っていき、頭頂の中心を見つけたらそこに指の爪を逃避に食い込ませ、指を話してもその位置が認識できるようにする。注意を向けた先にエネルギーが集まるので、頭頂部のそのポイントがエネルギーを集めるターゲットになる。手を膝の上に戻し、まだ筋肉を収縮させない状態で静かで深い鼻呼吸をゆっくりとひとつする。呼吸に合わせて意識を骨盤底部から下腹部、上腹部、胸の中心、咽喉、そして脳を通ってさっきの頭頂のポイントまで辿っていく。頭頂部についたら注意をその一点に集中させて息を止め、エネルギーが集まるに任せる。そのまま10秒間キープしたら脱力する。

ちょうどストローで液体を吸い上げるように、下から頭までエネルギーを引き上げる様子をイメージする。

これをする際留意してほしいのはあなたの意思で体を道具として使っているという感覚で、体の自動運転モードから意識の主体を脳に取り戻すということだ。

この呼吸であなたは下部3センターに閉じ込められていたエネルギーを開放し、上部センターへと送り、その結果エネルギーはサバイバルではなく、体のヒーリングや新しい何かの創造に使われることになる。

 

コヒーレントな心臓の瞑想

子の瞑想は、HMIが開発した「ハートロックインテクニック」と呼ばれるものをベースにしている。目を閉じて体を緩め、意識を心臓に向ける。心臓の中心から息を吸ったり吐いたりし、さらに深くゆっくりとした呼吸をする。集中力が切れて他のことを考え始めたら胸の真ん中、心臓、自分の呼吸に意識を戻すようにする。

次に、第4のエネルギーセンターに意識を留めたまま、心臓から呼吸をしながら、工事の感情を想起する。胸のあたりでそれらの感情を感じられるようになったら、明確な意思を載せてそのエネルギーを体の外に向かって発信する。そのエネルギーを体から全方位に向かって放出し続ける。初めは10分間を目安に行い、毎日少しずつ時間を長くしていく。

 

映像、音楽の次は、あなたの真の姿や未来のあなたを想起させるような言葉やフレーズ、情報を決めていく。お望みならスケジュールも入れて構わない。以下に例をあげた。

・次元の扉はいつも開かれ、神秘体験ができる。

私の体は日を追うて癒されていく。

私の言葉は自然法則ほどの重みがある。

私は毎日、深く愛されていると感じる。

豊かさが私に向かって流れ込んでくる。

必要なものは全部すぐに満たされる。

私の体は毎日若返っていく。

毎日の日常のどこにでも神の御業が現れる。

私の人生のパートナーは対等な存在で、私を行動で導いてくれる。

シンクロニシティがしょっちゅう起きる。

私は日々完全無欠に近づいていく。

私の免疫力は日を追うごとに強くなる。

私は勇敢に未来を切り拓く。

私の才能は無限。わたしは天才だ。

わたしはいつでも自らに内なるパワー、周囲にみなぎるパワーを感じる。

わたしは自分を信頼している。

未知なる領域を愛とともに受け入れる。

高次の存在は呼べばいつでも答えてくれる。

 

歩行瞑想の練習を始める際は、ちょいちょい邪魔が入らないような、静かな自然の中で行うのがベストだ。極力人がいない、周囲で何も行われていない場所を選ぶと集中力を切らさずに済むだろう。練習を積んで上手になれば、ショッピングモールの中でも、犬の散歩中でも、公共の場でもできるようになる。

初めは静かに立ち、目を閉じ、意識を心臓の拍動に向ける。そして呼吸を遅くして心臓のエネルギーセンターから息を吸ったり吐いたりする。心臓に意識が収まったと感じたら、あなたの理想の未来とつながる高次の感情を醸成していく。

それらの感情が体中に満ちてきたと感じたら、半眼(焦点を絞らない薄目)になり、そのエネルギーを体の外に向かって発信する。これを、体の内面も周囲も同じエネルギーで包まれていると感じられるまで数分間続ける。次に、高次の感情エネルギーに、あなたの意思(あなたがその日、あるいは未来にしたいこと、たとえばシンクロニシティを発信する、高貴な人生を送る、世の中の役に立つことをする、新しい仕事を見つける、などなど)を載せていく。今あなたは新しいあなたを示す電磁波を統一場に放射している。

 

未来の自分となって歩いているあなたには、古いあなたが無意識に歩いていた様子が識別できる。未来のあなたが億万長者なら、億万長者の歩き方とはどんなものか想像してみよう。基本的にあなたがなりたい人物になったことを意識して歩くのだが、未来のあなたはこれ以外にはありえないというつもりになってほしい。ここで一番大事なのは、未来のあなたを今に体現することにある。未来のアイデンティティを今体現していれば、もう、「こうなりたい」という願望は消える。あなたは未来に手に入れたいものを今すでに手中にしているのだから。

 

未来に伴う感情を現在にいながら感じ、それにあなたの意思を合体させるという行為には二つの意味がある。あなたの未来の意思の地図を脳内に作るための新たな回路をインストールすること、そして未来に抱く感情を構成する化学物質を生み出すことだ。その化学物質は新たな遺伝子発現を促し、体を新たな運命と調和させる。

 

これは欲しいものを手に入れるための瞑想ではなく、あなたが変化する、あるいは変化する過程をつくる目的で行うものだということを忘れないでほしい。

歩行瞑想の意義は、意識してその人物になりきるというプロセス(今までの延長線ではない未来の運命との調和を促すこと)にある。

 

源泉に至るための訓練は以下の通り。

あなたの意識が、大いなる意識と一体になるようにする。

知的な愛にすべてをゆだねる。

未知なる領域を信頼する。

有限の自分の一部を手放し続け、大いなる自己へと合流する。

無の領域で自己を消失させ、すべてのものとなる。

コヒーレントエネルギーの無限の深い海の中でゆったり脱力する。

奥深くまで旅を進め、ワンネスに到達する。

コントロールを手放し続ける。

完全無欠感を極めていく。

意識体として、一瞬一瞬を意識して、注意を払い、経験し、今を生き、周り中にある統一場を深く感じる。そして意識を決して三次元の現実に戻さない。

 

高次元に波長を合わせる変換器としての松果体

松果体とは、エネルギー振動する信号(五感を超越した周波数で、量子場にある)の変換により得られる情報を送受信し、それを意味のある心的イメージに変換し、生体(脳、意識)に送る結晶構造の超伝導体。そのプロセスは、アンテナが受信した波動をテレビ画面の多様なチャンネルの映像に変換するのと同様である。

 

エネルギーの波動が高いほど、意識レベルも高くなる。

意識レベルが高くなると、気づきのレベルも向上する。

気づきのレベルが向上すると、現実の経験の幅が拡大する。

 

グローバルコヒーレント構想(GCI)は以下の信条に基づいている。

1人の健康、思考、行動、精神は太陽の地磁気(地球の磁場)活動の影響下にある。

2地球の磁場は、すべての生命システムを結びつける生物学的正当性のある情報の伝達をする。

3すべての人は、生命情報を宿す地球の電磁場に影響を及ぼす。

4大きな集団で意識の中心を心臓に置き集中しているとき、その人々の集合意識は、地球の情報の場を創造し、またそれに影響を与える。したがって、やさしさ、愛、平和といった高次の感情は、よりコヒーレントな場の環境を形成し、それは人々にプラスの影響

与え、現在

惑星

陥っている不協和音やインコヒーレンスを相殺る。

 

言い換えると、人の思考意識と感情エネルギーは地球の磁場と相互にリンクしていて、コード化した情報を磁場に送っている。そして、その送られた情報は搬送波で世界中に配信される。

 

人が本当に変わることに専念するとき、人はそれについて話したり実演して見せたりしなくなる。ただそれを体現しようとする。それには気づきと意思、現在に留まること、そして常に自らの意識状態に注意を払う必要がある。

おそらく最大のハードルは、居心地の悪さに耐えることに加え、その不快感を肯定することだろう。不快感とは私たちを成長させるものであり、より生きていると実感させるものだからだ。

 

毎日こんなふうに自問してみよう。「愛を体現するとき、私はどんな行動を取るだろう」と。

これがあなた本来のありようであり、未来のあなた自身でもある。そして私たち誰もが心のうちに持っている超自然の姿だ。

 

超自然になる 補遺

 

心臓は千万ものニューロンがあり、脳とは独立した神経系がある。

心に浮かぶ考えは対応した化学物質をつくり、対応した感情を引き出す。

 

心臓で高次の感情(愛、歓び、感謝)を意図的に醸成し、脳とコヒーレンスをつくることで、対応した思考を生み出す。

 

催眠状態とは、顕在意識による抑制過程を遮断し、分析思考を飛び越えてさまざまな提案や情報を直接無意識領域に取り込んでいく状態をさす。

 

<マインドムービー>の製作

・自分の曲(何度聴いても飽きないもの)を選ぶ。

・自分自身や出来事の画像や動画を選び、未来がどんなものになるかわかるように並べる。

・それらに重ねる言葉やアファーメーションを考える。

・ムービー(8分)を見る前に万華鏡(8分)を見てトランス状態になる。

 

<未来の記憶をつくる>

就寝直前か起床直後に見るのがよい。

一カ月毎日、一日二回見るのがよい。

 

視覚化ではなく、3次元体験として体験する。

 

分野別にマインドムービーをつくるといい。

健康分野、恋愛分野、仕事分野など

 

すべての病気は周波数の低下とインコヒーレンスの結果なので、体が新しいコヒーレントな高次のエネルギーに浸ると、その経験が体の振動をコヒーレントで規則的なものに変える。

 

<松果体>

昼はセロトニン(シータ波からアルファ波ベータ波へ)

夜はメラトニン(ベータ波からアルファ波シータ波へ)

 

3次元は粒子状態、物質、欠乏感、焦点をしぼる。

量子次元は波状態、エネルギー状態、体、名前がない。どこにもいない。時間の感覚がない。予測不能、統一、ワンネス、完全。未知。多元宇宙。超感覚。

五次元は永遠の時間。全ての体である。すべての者である。どの時間にもいる。どこにでもいる。超自然。

 

意識と物質は分離できない。

分離は2次元。既知。単一宇宙。

 

意識は高速。意識こそが次元を超える。