表紙オカルト研究


 8 迷える霊との対話

人類史に残るスピリチュアリズムの一大金字塔 初版1924年
米国精神科医カール・ウィックランド博士の招霊実験
患者に静電気装置で電流を通じる。すると、いたたまれなくなったスピリットが患者から離れる。それをマーシーバンドと名乗る背後霊団が取り押さえて霊媒に乗り移らせる。愛と同情に満ちた説得によって霊的事実に目覚めさせる。これは、究極の意味での供養。
憑依は患者のオーラを複数のスピリットが勝手に使用するが、霊媒は意識体をオーラの片隅に引っ込めた状態でスピリットに使用させる。

アルフレッド・ウォーレス「事実というものは頑固である」
宮崎大門「幽顕問答」=「古武士は語る」

オーラ=幽体エーテル体=和魂にぎみたま
霊体アストラル体=知的思考=幸魂さきみたま
本体=奇魂くしみたま=平凡人はほとんどこの媒体を使用していない。

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遊び半分の心霊実験から生じる恐ろしい結果
自動書記を試みているうちに錯乱状態になり、人格崩壊した例。

高級霊は、死後に待ち受けるすばらしい可能性について人間を啓発するための交霊の機会を待ち望んでいる。

スピリットの中には、人間の磁気性オーラに引きつけられ乗り移り(本人も人間もそれを自覚しないことが多い)それが原因となって数知れない災害や悲劇が引き起こされ、病気、不道徳行為、犯罪、精神病等が生じているケースが数多くあるという。

解剖された死体のスピリットが妻に憑依して「切るな」と脅したが、あなたは死んでいると説得して退散した例。
スピリットが死というただの移行現象に気づかずに、信じられないほどしつこく肉体に執着している例は多い。

患者から霊媒に移すには、患者に静電気を通電する。

交霊会には人間以外に多くの霊も見学に来ている。シルバーバーチの交霊会には毎回5000の霊が見学していたという。

霊の存在の証拠
霊媒が外国語を話す。出てきた霊しか知らない事実があとで判明する。

患者が神経的に参って抵抗力が極度に低下していたという誘因があり、次々と憑依した。

○自殺したメアリー・ローズの憑依。病院で事実確認した。

スピリットの生前の身元確認されるケースがよくある。
○放浪癖のあるおじさんが死んで憑依した例。

未熟な霊は、永年にわたって地球圏を宛もなくうろつきまわることがよくある。
地上時代と同じ情景の中にいて、生前と同じ仕事を続けているものもいれば、深い睡眠状態に陥ってしまって、なかなか目覚めない者もいる。

○ドラッグストアで強盗に殺された霊。われわれが彼の現在の身の上について語って聴かせているうちに、意識に変化が生じたらしく、自分より先に他界している大勢の友だちの姿が見えるようになり、その友だちに引き取られて昇天していく。
後に交霊会にお礼に戻る。
当時、死んでも一年余り、店を続けているつもりだった。一つだけ妙なことがありました。私がお客さんに挨拶しても、まったく反応がないのです。私は言語障害にでもなって、言葉が出ていないのだろうくらいに考えて、それ以上深く考えませんでした。

○ここへお連れしたのは高級霊の方たちです。私の妻の身体を使っていただいて、あなたにはもう肉体がなくなっていることを理解していただくためです。キリスト教会は神について正しく理解しておりません。

○英国王も愛した人気女優 リリアン・R
自分の状態がとても変で、わけがわかりません。どこにいるのかもわかりません。
お友達がやってきてくれるのですが、関わり合わないようにしています。おいでよと言ってくれるのですが、ダメダメ、あたしはまだ死ぬわけにはいかない。死にたくないと言い返しています。
あなたのその怖がる気持ちさえ取り除けばいつでも行けます。
どうやってこの身体を離れたらいいのでしょうか。
お友達のところへ行ったつもりになってごらんなさい。それだけで行けます。

人体から放射されている磁気性オーラと電気性オーラは、暗闇の中に閉じこめられている地縛霊には灯りにように見える。自我意識がしっかりしていないために、無意識にそれに近づくのであるが、その際に、灯りと見られている人間が霊的感受性が特別に強いと、そのオーラに引っかかってしまう。
本来なら拒絶反応が働いてすぐ離れるのであるが、両者に何らかの因縁がある場合には憑依状態がつづく。

○牢の中にいて、ふと気づくとここに来ておりました。どうやってきたのかわかりません。以前はお友達(他の憑依霊)がたくさんいたのですが、いつの間にかひとりぼっちにされてしまいました。
大柄な女性になって誰とでもけんかができそうな気分になったかと思うと、今度は小柄な女性になったみたいに感じたりしてとても変でした。
それはたぶんいろいろな人間に乗り移っていたのですよ。
一緒に行きたいのは山々ですが、怖いのです。だって、みんな死んだ人たちばかりですもの。夫が言っています。あたくしをずいぶん探したのだそうです。夫と子供が死んでから、あたくしも病気になりました。神経こうじゃくだと言われました。 それが悪化して精神病院に入れられ、そのうち急に良くなったので(この時死亡)、妹のいるところへ行きました。が、妹に話しかけても、何の反応もなくて、何か変でした。

なかには、人間の方が自分の行動を邪魔していると思いこんで、現実とは逆に自分の方が憑依されている(しつこくつきまとわれている)と思いこんで、仕返しのつもりで、あるいは懲らしめるつもりで、その人間の身体を痛めつけていることがある。その場合、スピリットの側は痛みを感じないからやっかいである。

○恋人が別の男といるのを見てカッとなって自殺した男が、女への復讐のために、女の体に取り憑いて女の腕を噛んだり、髪の毛をひっぱったりした。結局どうしても悟らせることができなかったので、再び上級霊によって「土牢」へ閉じこめられた。自我に目覚め、人類に対する憎しみが晴れるまで。

憑依した霊は、記憶がなく、考えるということができない。精神病によくある健忘症は、憑依した霊の精神的錯乱から生じていることを暗示している。


○マジソン・スクェアガーデン惨殺事件の真相
生まれつき霊的感受性の強いハリーが恨みに満ちた複数のスピリットにそそのかされて犯行した。
地上にいたころは、ハリーの異常性の原因がわかりませんでしたが、今、霊界から見ると、ハリーの生活のほとんどを低級な地縛霊の道具にされていたことがわかった。

○ホリスター夫人殺害事件の真相
アイベンスは知らない人間にそそのかされてやったと自白している。
あの夜、ホリスター夫人を見かけたとき、私の目には、あのでかい男の姿も見えていた。そのうち妙な感じがしてきたかと思うと、首を絞められて意識を失ってしまった。次に意識が戻ってみると、その男が、夫人を殺したのはこの私だというのです。
マーシーバンドによると、そのでかい男とは、ホワイトキャップという殺人狂集団だった。

○自殺
邪霊が意図的に自殺をそそのかしている場合と、すでに自殺をして霊界に来ていながらその事実に気づかず、自殺が失敗したと思いこんで、何度も自殺行為を繰り返しているうちに、波動の合った人間に憑依して、その人間を道連れにしてしまった場合とがある。

○自殺
人の幸せをねたむ彼等は私を霊的に金縛りにし、私の身体に乗り移って自殺させたのです。みずから死を選んだ場合、どれほどの地獄の苦しみが待ち受けているか、人間はご存じないし、また理解することもできないことでしょう。スピリットにそそのかされたとはいえ、苦しむのは私でしかありません。

苦しみの中にあって心の動揺が大きかったために霊界が見えなかったのです。あたりを見回してごらんなさい。親切なお友達が来ているはずですよ。

女優の霊の教訓
より高い生命の世界が存在することを教え、その真実味を実感させてあげることができたらと思うのです。自分のためでなく、人のために生きることが大切なのです。
地上世界の障害の一つは、アルコールとモルヒネの乱用です。
神は自由意思をお与えになったのですが、人間はそれを乱用しているのです。
ワインとは生命のことだ。
悪なるものにも存在理由はあります。悪を知らなければ善を知ることもできません。
すべての人を友とし、すべての人に善行を施し、どこにいても善行を心がけることです。エゴの垣根を取り払うことです。
絶対に腹を立てまい。いかなる誘惑にも負けないぞと誓いを立てる。
もしも怒りの念に襲われたときは、こう言うのです「さがれ、サタンめ」と。そして、心の中でまわれ右すれば、取り憑こうとしていた邪霊を閉め出すことになるのです。
オリーブ・T


麻薬中毒の恐ろしさは、まさしく冷酷非情であるが、その影響力は、墓場の彼方でも暴君的ともいうべき勢いを維持し続ける。その欲求は魂の奥深く植え付けられているので、それが満たされない地縛霊の苦悶は、言語に絶するものがあるらしい。
その欲求を霊的感受性の強い人間に憑依することによって間接的に満たそうとして結果的にはその人間を麻薬常習者にしてしまう。

こちらの世界では、その人のことを強く念ずると、その人のところへ行っているのです。

○地上時代の私も、自分では欲しくないのに、それをほしがる強い力(邪霊)が私をそそのかしていることに何度も気づいていました。

○俺は誰にも乗り移ってなんかいないよ。酒を飲んでいるだけさ。

●記憶喪失患者の憑依霊

●慢性病の原因となっているスピリット

●孤児のまま他界したスピリット
あっちこっち歩き回って人に話しかけてるの。手当たり次第誰にでも。なのに、どういうわけか、誰もあたしの方を向いてくれないの。
森の中で餓死した霊。
霊界の孤児の世話をする施設をもっている。
私についていらっしゃい、地上では幸せでなかったけど、私と一緒に暮らして幸せになりましょう。
天国とは心の持ち方ひとつなのです。

○スピリットが少女を算数嫌いにした
あたしはあの子と一緒にいたいの。あの子が要るのよ。あたしを追い出したのはあなたね。いじわる。

●霊的なものを否定し、無感動、無関心の性格のまま地上生活を終えた人間が、死後、絶望と暗黒と当惑に苦しめられ、無意識のうちに人間に憑依してしまうケースがよくある。

○死から目覚めるのは、ちょうど睡眠から覚めるのに似ていて、すっかり目覚めてみると、妻が泣いていました。とても悲しんでいるのですが、私にはなぜかわかりません。自分が死んだことに気づかないのです。
妻の悲しみの情に、私が同情して抱きしめたりしているうちに、ふと、彼女の磁気オーラの中に入り込んで、そこから出られなくなってしまいました。ただ、どこかに閉じこめられたみたいで、そこから抜け出そうともがきました。彼女ももがき、それが異常な行動となって現れていました。

○G氏は子供の頃からよくかんしゃくを起こすことがあり、その原因になっているスピリットがいよいよ表面に浮き出てくるようになり始めたころはイライラが強くなり、

安らぎの家へ案内してくれるそうです。心配事が多く、疲れ果てていたせいで、何もかも腹が立って・・もうこれからはかんしゃくは起こしません。
霊的に非常に衰弱していて、看病が必要です。一人ではほとんど動けない状態です。これまではあなたにおんぶされて生きてきたようなものですから、そのあなたから引き離された今、全く力がありません。

●うぬぼれや虚栄心、野心、利己心といったものに支配されていた人間は、そうした低級な意識から脱して人のために自分を犠牲にする行為を通して愛と同情心に目覚めるまでは、他界後もずっと地球圏にとどまっているケースがよくある。

○地上で自分本位の生活ばかりしてきた人は、たいてい霊界へ行ってから暗闇の中におかれます。

○目が覚めてみると、あたりは真っ暗でした。何も見えないのです。夢の中でアルフレッドとジョンがやってきて、アンナ起きなさい。助けに来てあげたよ。新しい身体がいただけるところへ案内してあげるからと言ってくれました。
美しい肢体を保つためには、毎日マッサージと入浴を欠かさないようにして、食事を制限するしかありません。それで栄養失調になってしまったのです。
ほんとうに美しくなる方法を教えてあげるよ。人のために役立つことをして、自分を忘れ、わがままをなくすことさと言ってくれました。

○憑依すると、
体が小さくなった感じで、居心地がよくありません。何だかぼうっとした感じでしっくりしません。なぜか記憶が変なのです。ときおり明かりがさすこともあるのですが、すぐまた狭い所に閉じこめられてしまった感じになるのです。
とても暗い闇の中で彼女が見えたので近づいたのです。その中に入ると少し明るくなるものですから。(その時、あなたはS夫人の磁気オーラの中に入ってしまった)
心に思った念で、S夫人のところへ行ったのです。
スピリットは人間の体と接触すると、死に際の痛みをもう一度味わうのです。
あなたの遺体は○○墓地に埋葬されていますよ。行って墓碑銘を確認してみたら。

悟りの丘を登る前にしなければいけないことが沢山あるそうです。その一つが利己主義と嫉妬心と恨みの念を棄てることだそうです。

●宗教的なものに熱心な人が、とかく精神的に異常を来すのは、そうした行事や集会に、他界した狂信的なスピリットが死の自覚なしに参加していて、熱狂的な雰囲気の中で憑依状態になるからである。

○教会の牧師さんは、毎晩祈り、すべてを教会に捧げないと地獄に落ちますと言うのです。食べてもいけない、床に身を横たえて、キリストのために苦しみなさいというのです。
天国とは幸せな心の状態のことです。
きれいなお庭が見えます。小鳥もさえずっている。美しい湖、岸辺でたくさんの子供たちが遊んでいる。美しい音楽、花が音楽におじぎをしているみたい。音が変わると色も変わる。

○教会にまじめに出席し、信者としての義務を忠実に守り、正しい生活を送るということそれ自体は、必ずしも死後の霊的向上を保証するものではない。

○その若者は、あなたがその店にいることを知りません。
私が椅子に腰掛けて仕事をしていると、その椅子にそいつが座るのです。どかそうとしても、どけられないのです。
汝が大切にしているもののところに汝の心もある。お前にとって大切なものは店だったのです。死んだ後もずっとあおのお店にいて、新しい男を雇ったつもりでいたのです。だから、私たちが近づこうにも近づけなかったのです。
たった一人の人間、たった一人の家族のために一生懸命になりすぎるのは感心しません。それが死後もその子、その家族から離れられなくし、悪くすると、私のように、その子に憑依してしまうことになります。かわいそうに、あの子は精神病院に入れられてそこで死にました。

○列車にはねられた後、教会に戻りそのまま居続けました。そのうちWさんが教会を訪れました。あのときのあなたは私のことでいっぱいでした。薄暗い中であなたが明かりのように見えました。それであなたについて行けば事情がわかるかもしれないと思って、家の中に入ったとたん、どこか狭いところに閉じこめられたような感じがしました(A夫人に憑依)

○そのうち多分「死」というものは存在しない。この世からあの世へと移行するために、物的身体から抜け出るだけだ、ということが常識となる日が来るだろう。そうなると、旅に出る前に旅先での準備をするように、死後の生活にそなえてまじめに準備するようになるだろう。そこには死の恐怖はまったくない。
霊界ではみんな自分の家をもっている。霊界ではぼけっとしていられない。何かの仕事にたずさわっている。
地球のまわりに、暗黒の境涯があります。その外側に霊界があるわけで、霊界と物質界との距離は六〇マイルほどです。
その暗黒の境涯はいわば「無知の牢獄」です。彼等の存在は地球にとってはいわば害虫のような悪影響を及ぼしています。人間にはその一人ひとりに、たいてい地縛霊の一人や二人がつきまとっている。ひっついたり振り落とされたりしています。

●誤った再生思想にとらわれているスピリット
死後すぐに生まれ変わろうとして子供に取り憑き、その子供はもとより、自分自身もおかしくなっているケースもよくある。

○生前醜かった少年が死後いい男に生まれ変わろうと考え、きれいな顔立ちのジャックを見つけて、その子のオーラに絡んでしまって出られなくなったという次第。

○地上ではセオソフィーを信じていました。教えの通りに生まれ変わりたいと思い、一人の子供を見つけて入り込んだところ、その子がマヒしてしまい、私もマヒして出られなくなってしまった。

○地上生活を体験せずに他界した幼子は、霊界の教師や指導者によって、実物教育による体験を積んで成長します。

○ブラバッキー夫人の霊
私はとにかくリーダーになりたかったのです。
過去世の記憶の回想ということがよく話題になるのですが、あれは節操のないスピリットたちが企んでやっていることです。つまり、スピリットが自分の地上の体験をもとに、もっともらしいドラマを演出して、それを霊媒の意識に印象づけるのです。
あまり遠い先のことを考えてもいけませんし、遠い過去のことに関心をもってもいけません。現在を見据えて、自分の良心に忠実に生きることです。そして、説とか信仰というものを忘れることです。
輪廻転生説は間違いです。
朝から晩まで神に祈ることばかりしている集団があります。
金を数えることばかりしている集団があります。
地上で身を破滅させた者たちが集まっているところがあります。
彼等の心は閉ざされていて、絶対に寄せ付けません。話しかけたり説教するなどという手段では、何の効き目もありません。
ではどうするか。まず集中的に彼等に意念を向けておいて、音楽を演奏するのです。いかに邪悪な魂でも音楽には耳を傾けるものです。
次に上層界のすばらしい境涯を絵画にして見せるのです。と同時に地上時代の過ちを絵画にして見せるのです。
みずからの自覚によって日常生活を明るく陽気なものにしなくてはなりません。落ち込んだり動揺したりしてはいけませんし、腹を立てたり悲しんだりしてはいけません。そうした低級な感情は低界層とつながるからです。低級界と波動がつながると、物質的身体を通して光を見たがる地縛霊が寄ってたかります。
睡眠中に霊界で体験するのは事実です。夢の中にはまったく意味のないものと、実際の霊界での体験とがあります。ヨガを勉強なさると、努力次第で意識的に肉体を離れることができるようになります。

○地球を取り巻くように存在する物的波動のエーテルの界層は、地縛霊と呼ばれるスピリットの住む暗黒の世界です。利己主義と無知が生み出す暗黒です。
地上生活において他人のために役立つことをしたその行為によって、死後に落ち着く家と環境が築かれているということです。しかし、霊的摂理についての知識が欠けていると、すぐそこへ行き着くことができない。
自分が害した相手がまだ地上にいる場合は、その人の背後霊の一人として、その償いが済むまで援助しなければなりません。
大切なのは行為です。
人間が最も控えねばならないのは、取り越し苦労です。不安を抱くと、オーラが不安の波動に包まれます。内部に神性が宿ることを自覚して、自信をもつことです。全宇宙の根元である生命体としての神の力、創造力、愛の力が宿るということを自覚して、不安を追い払うのです。
たとえば、スピリットに憑依されるのではないかと不安が生じた場合は、自分は自分の身体の主なのだ、ほかの何者にも入らせないぞと自分に言い聞かせて、それを何度も繰り返すのです。そのうちに霊的な力が湧き出て、それが身を守るようになります。

葬儀をパーティーにしてくださってお礼申し上げます。黒い喪服ではなく、白い衣服を着てくるようお願いしてくださったことに感謝いたします。

○太陽と大気からエネルギーをとるようになれば、利己主義者はいなくなり、キリストの説いた、お互いがお互いのために生きる平和な世の中になることでしょう。

○花の一つ一つが、神の御業です。

○死の実相を理解している人にとっては、死はないのと同じです。肉体の中で眠りに入って、霊体の中で目を覚まします。そして、まわりには顔見知りのスピリットが大勢来ております。とても愉しいものです。

●幼児期に他界したスピリットは、霊界でもそのまま成長を続けるが、地上体験を得るために、それに相応しい人間の背後霊として活躍することも多い。
霊媒には若いスピリットの磁気エネルギーが必要です。

麻薬常用者には、深い昏睡状態に陥っている場合が多い。キリスト教の信仰により、最後の審判まで眠るものと思いこんでいる場合と、死は全ての終わりであると思いこんでいる場合とありますが、いずれも一種の自己催眠にかかっているのです。

身に覚えのないことで肉体を奪われて(憑依されて)しまった人間のスピリットは、そのことに恨みを抱いて仕返しに戻ってきます。そして、新たな殺人者や自殺者を生み出します。

●インディアンは幼少時から万物に宿る霊性と、死後の楽園について教わります。
死後、地上の霊媒の背後霊となることがとても多いです。
霊媒が地縛霊に邪魔されないように、門番のような役目をすることがよくあります。
インディアンは大自然とともに生きて、ほとんど病気らしい病気を知らずに自然死を遂げます。
インディアンはもともと恐れることを知らない民族でした。ところが、白人がやってきて、インディアンを動物のように殺すので、インディアンも恐怖心と怒りを覚えるようになりました。
スネークダンスというのは、踊りによってヘビを噛まないようにしてしまうのです。恐怖心がないからできるのです。白人も恐怖心をなくせば、いろいろと不思議なことができるようになります。

○霊界での劇団が未熟なスピリットにモラルを教えるために上演している。

死後のことを知らないまま死んだ人の中には、すでに肉体がなくなっていることにまったく気がついていない人が意外に多いのもです。そういう人は相変わらず地上の家族と一緒に暮らしているつもりでいます。そのうち家族の中の感受性の強いものに取り憑かれてしまいます。

死後の世界は実に自然にできていて、地上とそっくりです。一つだけ違うのは、地上ではありとあらゆる性格と種類の人間が同じ場所、同じ平面上に存在するのに対して、こちらでは各人の理解力の成長に応じた境涯に落ち着くということです。

小は電子から大は遊星や太陽を動かすエネルギーまで、音や香りや寒暖の温度の法則やその他もろもろの現象は、触れることも見ることもできない要素である。
目に見える世界のあらゆる構成要素が、その根元と永続性とを目に見えない世界に置いていることは明かである。目に見えない世界は目に見える世界の根元なのである。

憑依したスピリットは、霊的に過敏な体質のその人間に自分の想念を押しつけ、自分の感情を移入させ、その人間の意志の力を弱めさせ、しばしばその行動まで支配し、大きな問題や精神的混乱や苦痛を生ぜしめるのである。
昔から、悪魔と呼ばれていたのは、こうした地縛霊のことなのである。
世の中の不可解な出来事や不幸の原因は、実はこれらの地縛霊の影響なのである。
清らかな生活や正しい動機、高い知性が必ずしも憑依からの防御を約束してくれるものではない。唯一の防衛手段は、こうした問題についての認識と知識である。
地縛霊の侵入を受ける側の肉体的条件は多様である。生来の感受性、神経の衰弱、急激なショックなどによることが多い。肉体の不調も憑依を招きやすい。生命力が低下すると抵抗力が弱まり、スピリットの侵入が容易になるのである。その際、憑依される人間も憑依するスピリットの方も、互いに相手の存在を意識していないものである。

ソクラテスは、ずばり、精神病は悪霊に取り憑かれて起きると述べている。
プルタークは、「凶暴な悪霊の中には、欲情を満足させるために地上の人間の中から適当なのを選んで、その魂をそそのかして、楽しみのために騒乱、乱行、征服戦争を起こさせることまでする者がいる」と書いている。

イエスが行ったとされている不思議の中でも、悪魔を追い出すことが相当部分を占めていた。マタイ伝10・1,マルコ伝1・39、ルカ伝8・27、

MLコプリン博士は言う。
「精神病は、多くの場合、患者の脳の構造にはいかなる変化も伴っていないものである。」

最近、虫歯、扁桃腺、感染器官の除去によって精神病が治る率が高いという報告がなされた。
憑依霊は激痛に過敏に反応することが実験的に判明していることから、一部は憑依霊が歯科的ないし外科的治療の痛みに耐えかねて立ち退いたということではないか。

精神病者というのは、もともと霊媒的素質があるから憑依されてしまったのであるから、正しい手段を講ずれば霊的調査の対象となりうるのである。
憑依している低級霊を除去したあとすぐに高級霊に乗り移ってもらうことも可能である。

死後の世界の実在と個性の存続というものを確実な証拠の上に証明して、信仰を知識に変えてしまった。

スピリットは人間側から指名して呼び出せるものではない。特定して呼び出そうとすると、低級なイタズラ霊が出てきて、それらしく振る舞うということをよくやるのである。
いかなる霊が出現するかは霊団側にまかせるべきである。
高級な指導霊であるか、低級な因縁霊であるかは雰囲気で直感できるものである。