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先祖供養の意味 2010.8.26


 先祖を供養するのは、どんな意味があるのか、ずっとわからなかった。
特に、おふくろが、何か心配事があると、仏壇に線香をあげてお願いをしているのを見てきたので、
これでは、供養ではなく、都合のいいお願いをしているだけではないかと思ったのだ。
しかし、今日読んだ本の中の一節がかなり説得力のある答えをしてくれていた。

ある霊能者が、「声」を聞いた。「先祖の供養をしなさい」というメッセージだった。
「おじいさんやおばあさんは、孫をかわいがるでしょう。何の見返りも求めず、孫に愛情をそそぐものです。しかし、何の見返りも求めないとはいっても、もし孫が、にっこり笑って「おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう」と言ってくれたら、どれほど嬉しいか、どれほど報われたという気持ちになるか、わかるでしょう」というのだ。
「人間には一人ひとりに、その人間を見守る存在がついている。それは決して恐ろしい存在ではない。身内のおじいさんやおばあさんのようにその人を見守ってくれる存在です。多くの場合、それは血縁でつながった先祖の霊です。ほんの少しだけ、亡くなった先祖のことを思い、感謝するだけで、あなたを見守っている者たちに大きな喜びをもたらすのです」というのだ。

つまり、先祖の供養とは、今こうして生きているのは先祖の無償の愛が守ってくれているからだということを自覚し、感謝を捧げることなのだ。
とても納得してしまった。

この話の出典は書かない方がいいような気がする。