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「児のそら寝」の脚本化指導案

ねらい:この作品は児の心の中のセリフと僧たちの言葉で構成されており、オチもあるので脚本にして演じるとより内容が理解しやすいということと、オチの後のセリフを考えさせることで内容の理解が深まる。

1 4〜6人程度の班をつくる。

2 セリフを書く用紙を配付する。

3 班の人数に応じて僧の人数を増減する。(4人の班は児が一人で、僧が3人となる)

  原文を適当に区切り、番号をふる。その番号ごとにセリフをつくっていく。

4 冒頭部だけ例をあげて作り方を説明する。

  例:「僧たち宵のつれづれに」の場面は

    「ああ、まだ寝るには早いし、退屈だねえ。何か面白いことはないですかねえ」

    「おなかすいたなあ、4時ころ食べたきりだからなあ」とかいろいろ。

5 児のセリフは最後の返事以外はすべて心の中のセリフです。そのまま直訳するのではなく、児の気持ちを想像して補ってもいいと説明する。

  例:「もしもし、お目覚めなさいませ」

   「やったあ、でも待て待て、ここで起きたら寝たふりがバレバレだぜ。よし、もう一回呼ばれてから返事しよう。」

6 児が返事をしたあとの会話もつくって結末を想像してください。

7 セリフは班全員で一カ所ずつ考えていくか、場面ごとに分担して考えたものを持ち寄ってまとめるか、二つのやり方があることを示す。

8 班で一枚にまとめたものを班員分コピーして、役割を決めて練習させる。

9 班ごとに前に出て発表させる。

10 発表の評価表を記入させて提出。その評価を参考にしてこの単元の評価をつけることを予め周知する。

別紙 「児のそら寝」脚本化

   年  組  班

   班長(

   書記

   班員

脚本