　
　「X氏」の「X」に自分の名前を入れて、エッセイを書く。

ねらい
自分の名前を三人称に置き換えて文章を書くことにより、「私」と名乗る他者」に言葉を託すという経験をすること。
「書く」という営みは主体である自己の内面の表出であるというような単純なものではないことを体験すること。
「私」の筆先から溢れるようにほとばしる言葉が、よくよく見たらすべてレディ・メイドのフレーズであったというような身も凍る経験をすること。

※
「タカハシさんの生活と意見」（高橋源一郎著）
「伊藤整の生活と意見」（伊藤整著）
「トリストラム・シャンディの生活と意見」（ロレンス・スターン著）
をふまえて書く。

参考文献「邪悪なものの鎮め方」（内田樹著）による。