表紙国語科学習指導案集>「朔太郎」の詩を影絵にする指導案

「朔太郎」の詩を影絵にする指導案
 
@萩原朔太郎について勉強した後で、朔太郎の詩の中で気に入った詩を絵画化する。
Aその絵をもとに、影絵をつくる。
@OHP装置を使って、その影絵を上映する。(上映する間、詩の朗読をさせる)
 
 
<影絵>をつくる元になった詩
 
 
地面の底の病気の顔
地面の底に顔があらわれ、
さみしい病人の顔があらはれ。
 
地面の底のくらやみに、
うらうら草の茎が萌えそめ、
鼠の巣が萌えそめ、
巣がこんがらかっていゐる、
かずしれぬ髪の毛がふるえ出し、
冬至のころの、
さびしい病気の地面から、
ほそい青竹の根が生えそめ、
生えそめ、
それがじつにあはれふかくみえ、
けぶれるごとくに視え、
じつに、じつに、あはれふかげに視え。
 
地面の底のくらやみに、
さみしい病人の顔があらはれ。





猫町


およぐひと

 
郷土望景詩