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本当に髪が生えるのか


2007.2.10
「あるある大辞典」とか「ナイナイ」だとかいろんなテレビ番組があるが、そういうものを信じたことがない私は、納豆が売り切れたという話を聞いたときには本当にバカバカしくなって、それが憤りに変わった。「あるある大辞典」を製作した会社を処分するのではなく、信じた奴らを処分しろと思った。毎朝、納豆を食べていた私はあの期間納豆を食べられなかったのだ。信じた奴らは一億総懺悔せよと言いたい。
そして、一度信じたのなら、最後まで信じろといいたい。納豆はおいしいし、栄養もある。それはもうはっきりしているのだから、やせる効果があるとかないとかいうのではなく、食べ続けろと言いたい。
あまりに信念がなさすぎる。

うまい話にだまされる人が多すぎるのだ。
あれだって、だました奴が悪いのは分かり切っているが、信じた奴も懺悔せよ。そうでなければ一度信じたのなら最後まで信じろ。
信じて一文無しになってもいいではないか。それが信じるということだ。
あれは宗教ではなくて、契約だという反論もあるだろうが、私に言わせれば宗教と同じだ。
そうでなければ、たとえばIP電話の詐欺など説明ができない。これだけインターネットが普及してNTTの光電話などが普及している時に、IP電話の話に乗るというのは理性的な判断ではなく、情緒的な信仰であったとしか思えない。

かくいう私もだまされたことは数知れない。
しかし、それはその時に自分が信じたことであるから、誰にも文句は言えない。

そこで今、疑問に思っているのは、アートネイチャーとかカツラのCMが少なくなって、一度抜けた髪がまた生えてくるというCMがやたら目立つのだが、あれは本当なのか。本当に一度はげた頭に髪の毛が生えてくるのか。それについて、しっかり検証したデータが示されていないのはとても気になる。
こういうことこそ、きちんと番組で検証してほしい。

カツラのCMなら、カツラを着ける前と着けた後を映像できちんと比較しているのに、
育毛のCMでは、育毛する前と育毛した後をきちんと並べて証明する映像がないというのはどうも腑に落ちない。百聞は一見に如かず。どんな言葉より、その映像の方が説得力があるはずなのに、
何で関係ない和田アキ子が出てくるのかよくわからない。