ただあくまでも則天主義(天人合一)の思想は貫かれていて、天からの作用の影響を受けてという事が前提になります。
形
- ‘気’のところで例えたボールですが、投げられたボールも原子と電子、分子と分子が引き合う力というエネルギーによって材料が構成されますし、製造工程というエネルギーを受けてボールという形を成しています。‘気’をエネルギーとするならこのボールというものを形作らせる働きもまた‘気’なわけてす。
- この形を作る‘気’の働きを、分析のための便宜上‘形’と言う名前を形作らせる‘気’の働き付けたわけです。
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質
- そうすると形作られたものが<ボールである>という特徴も、そのボール独特の弾み方や投げ易さなどの性質もエネルギーなわけです。気’をエネルギーとするならこのボールの持つ性質もエネルギーと言え、この場合も分析のための便宜上‘質’と言う名前を性質を示すエネルギーに付けたわけです。
- 梨とリンゴでは形は似ていますが違う種類の果物ですし、同じリンゴでも味や歯触りが違います。
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気
- ところがそのボールは投げたり打ったりしているうちに、形状がいびつになって削れたり造りが緩んだり、性質として弾み具合なんかも変化するわけです。作用を受けてもしくは時間の経過で変化するエネルギーも“気”といい、この変化の尺度もしくは内容を陰陽といいます。ここに則天主義との連結があって、変化の中にも法則性があり、作用を受け時間の経過の中で、地上の森羅万象を観察・分析します。
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