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と、言っています。つまり |
- 素問・陰陽應象大論篇第五
- 故善治者治皮毛, 其次治肌膚, 其次治筋脈, 其次治六府, 其次治五藏. 治五藏者, 半死半生也. 故天之邪氣, 感則害人五藏; 水穀之寒熱, 感則害於六府.
- 故に善(よろしく=公的に誰もがよい)治するは皮毛を治し、其の次に肌膚(きふ)を治し、其の次に筋脈を治し、其の次に六府を治し、其の次に五藏を治す。五藏を治するは、半死半生なり。故に天の邪氣、感ずれば則ち人の五藏を害す。水穀の寒熱、感ずれば則ち六腑に於いて害す。
- 七十七難曰.經言.上工治未病.中工治已病者.何謂也.
- 七十七難に曰く、経に言う。上工は未病を治し、中工は已病を治すとは何を謂うか。
- 然.所謂治未病者.見肝之病.則知肝當傳之於脾.故先實其脾氣.無令得受肝之邪.故曰治未病焉.中工治已病者.見肝之病.不暁相傳.但一心治肝.故曰治已病也.
然るに、所謂(いわゆる)未病を治すとは肝の病を見て、則ち肝に当たりしを於いて脾に伝るを知る.故に先ず其の脾気を実して肝の邪を受け得ず。故に曰く未病を治す。- 中工は已病を治するとは、肝の病を見て、相い伝わるを不暁(=悟;ふぎょう、さとらず)。但一心(ただいっしん)に肝を治す。故に曰く已病を治すなり。
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つまり虚実の両方が確認出来る場合の補瀉は、七十五難となる。
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五臓 |
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正経自病(四十九難に従う) |
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心 | 傷暑 | 憂愁(心細く心配する。憂は過労病も意味する。外部情報からの心配と内部のわびしさからの心配の陰陽)思慮(思いを巡らせ心を砕く。一方的な思いと関連事項を推察する思考の陰陽) |
脾 |
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肺 | 傷寒 | 形寒飲冷(外的寒さに受動的に曝された肉体と内的冷たさを能動的に取り入れた冷えの陰陽) |
腎 | 中湿 | 久(長い時間)坐(筋力を使わない産熱減衰)湿地(湿っぽい場所、毛穴開放)居たり、(逆に)強力(筋力を強く使いながら)しかも入水(産熱促進)もしているという陰陽 |
邪からの診断結果が、陰陽分離の不明瞭な状態を経が自ら病んだ‘不虚不実’と思われる。 |